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30年後の未来に向けた米軍の「サイボーグ兵士」計画で、兵士は『脳で通信』を可能に?

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30年後の未来に向けた米軍の「サイボーグ兵士」計画で、兵士は『脳で通信』を可能に?
Photo from U.S. Army TRADOC Mad Scientist Laboratory
米国防総省が「サイボーグ兵士2050: 人間/機械の融合と国防総省の未来への影響」と題したマッドサイエンスな報告書をまとめた。

30年後の未来の戦場は、市街地や地下大都市のような高密度環境になるものと予測されている。そしてそこでのターゲットの特定と追跡にあたり、将来のコンピューターで強化された兵士には、以下に掲げられた視覚、聴覚、神経の能力向上が希求されている。

1.より良い視力を提供するための眼の強化を図る
2.より敏感な聴覚を獲得するための強化を図る
3.「オプトジェネティック(optogenetic…光遺伝学)」によるボディースーツの利用
4.兵士の脳間で直接的に双方向通信を提供するように設計された神経の強化を図る
30年後の未来に向けた米軍の「サイボーグ兵士」計画で、兵士は『脳で通信』を可能に?30年後の未来に向けた米軍の「サイボーグ兵士」計画で、兵士は『脳で通信』を可能に?
Photos from U.S. Army TRADOC Mad Scientist Laboratory
報告書では、「米軍の実動部隊において、筋骨格損傷が職務時間を失する2番目の主要因だ」「如何にしてオプトジェネティックスーツが機能回復に慣れるか、そして肉体の各領域に対する筋肉制御の探求を続けている」と記されている。

3番目に掲出されたオプトジェネティクは、2005年に開発された新しい実験技術。特定の波長光によって活性化されるタンパク質(光活性化タンパク質)の分子を遺伝学的手法を用いて特定の細胞に発現させ、その機能を光で操作する。表出する行動を解析することで、行動発現を制御する神経回路機能の動作原理を明らかにすることが可能と言われる。

また人間の脳と直接的に繋ぎ合わせる、つまり兵士同士が会話することなく通信でき、尚且つ機械とも直接的な通信を実現させることは「脳コンピューター・インターフェーシング(BCI: Brain-Computer Interfacing)」と呼ばれる技術であり、例えば兵士の脳から無人航空機(UAV)や遠隔操作式の武器システムを直接的にコントロールを可能とするような仕組みとなる。それらはプロジェクトの中でも、最重要な開発項目の1つとして掲げられており、国防高等研究計画局(DARPA)主導による軍事研究の焦点となっている。

Source: Cyborg Soldier 2050: Human/Machine Fusion and the Implications for the Future of the DOD

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