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米海兵隊がポイント・ブランク製の38%軽量化した抗弾プレート×68万枚超を購入。FY2020に配備開始

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米海兵隊がポイント・ブランク製の38%軽量化した抗弾プレート×68万枚超を購入。FY2020に配備開始
Photo by Cpl. Paul S. Martinez
This photo is for illustrative purposes only.
米海軍は、海兵隊システム司令部(MCSC)を主契約者として、『ポイント・ブランク社(Point Blank Enterprises)』製の軽量抗弾プレート×最大680,706枚、約2億1,600万ドル(約231億円)相当の購入契約を発表した。
契約に係る作業は、ポイント・ブランク社の本拠地であるフロリダ州ポンパノビーチでおこなわれ、2024年6月末でに完納する見込み。
米海兵隊がポイント・ブランク製の38%軽量化した抗弾プレート×68万枚超を購入。FY2020に配備開始
Screenshot from Point Blank Enterprises
なお本件を詳報している軍準機関紙の海兵隊タイムズは、MCSC広報官へのインタビューの中で、「新型ボディーアーマープレートは38%の軽量化を図り、2020会計年度の第二四半期にも配備が始まる」としている。
またタイムズは、「海兵隊は新型プレートキャリア(Plate Carrier Gen III)システムと組み合わせて使用することで、戦闘携帯品(combat load)の重量を合計8ポンド(約3.6キログラム)から10ポンド(約4.5キログラム)削減できる」「更に新型のポリマー弾薬と軽量ヘルメットの導入も模索している」としている。

関連記事:
2019年初頭に支給開始。米海兵隊の新型ボディーアーマーは、現行MCPCより23%、IMTVより45%軽量化を実現

戦場に展開する兵士にとって、携行装備の重量削減は文字通りの「死活問題」となっている。先日、海軍大学院(NPS)で「15ポンド(約6.8Kg)の重量増加によって、海兵隊分隊の兵力1名が損耗する」としたシミュレーション結果を載せた論文が表彰され話題となっている。

関連記事:
装備を取るか、機動力を取るか…15ポンド(約6.8Kg)の重量増加で海兵隊分隊の兵力1名が損耗する

Source: Point Blank Enterprises, Pompano Beach, Florida, is awarded a $215,978,567 firm-fixed-price, indefinite-delivery/indefinite-quantity contract for the purchase of up to a maximum 680,706 Lightweight Plates. , Nearly 40 percent lighter body armor coming to Marines in 2020

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