M27IARをベースにしたアメリカ海兵隊の新型分隊選抜射手小銃「M38」が目撃される
アメリカ海兵隊では最近、分隊支援火器のM27 IARを全小銃手に配備する計画を進めている。先日は全員がM27 IARを装備した大隊が訓練に参加しデータを収集しているが、このM27 IARを狙撃用途に用いるM38分隊選抜射手小銃(SDMR)を用いた訓練の様子が公開された。
Photo from USMC
参考記事:
⇒アメリカ海兵隊がM27 IARを新制式小銃として導入試験中
「第8連隊第3大隊がM27とM38の実弾演習を実施」と題して公開されている写真。外見はM27 IARと大きく変わっている部分はない。
訓練に用いられた銃のクローズアップ。M38 SDMRとしてNSN番号1005-01-664-8135で登録されているのがわかる(右側)。左側のCAGE番号「3HN73」は製造元のH&K社を表す。狙撃用に特別な改修がなされているかどうかは不明だが、パーツ番号「235683IAR」はM27 IARと同じであるので、少なくともこれをベースとして作られたものであることが分かる。
スコープはリューポルドTS-30A2 Mark 4 MR/T 2.5-8x36mm。エレベーションのタレットが弾頭重量77グレインのMk262弾用のものであることから、おそらく以前にMk.12 SPR(特殊用途狙撃銃)に用いられたものを転用したものと思われる。
同じ小銃で制式名を分ける理由としては、用途によって今後の補修の内容・手続きが変わるためと考えられる。なおM27 IARは第1海兵師団第7連隊第2大隊(2/7)が研究・開発に参加したため「27」とされた説があり、今回の訓練写真に写った部隊は第2海兵師団第8連隊第3大隊(3/8)であることから「38」もここに由来すると考えるのが自然だろう。
参考記事:
⇒特集:H&K M27 IAR(歩兵自動ライフル)
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201801
Photo from USMC
訓練に用いられた銃のクローズアップ。M38 SDMRとしてNSN番号1005-01-664-8135で登録されているのがわかる(右側)。左側のCAGE番号「3HN73」は製造元のH&K社を表す。狙撃用に特別な改修がなされているかどうかは不明だが、パーツ番号「235683IAR」はM27 IARと同じであるので、少なくともこれをベースとして作られたものであることが分かる。
Photo from USMC
スコープはリューポルドTS-30A2 Mark 4 MR/T 2.5-8x36mm。エレベーションのタレットが弾頭重量77グレインのMk262弾用のものであることから、おそらく以前にMk.12 SPR(特殊用途狙撃銃)に用いられたものを転用したものと思われる。
Photo from USMC
同じ小銃で制式名を分ける理由としては、用途によって今後の補修の内容・手続きが変わるためと考えられる。なおM27 IARは第1海兵師団第7連隊第2大隊(2/7)が研究・開発に参加したため「27」とされた説があり、今回の訓練写真に写った部隊は第2海兵師団第8連隊第3大隊(3/8)であることから「38」もここに由来すると考えるのが自然だろう。
参考記事:
⇒特集:H&K M27 IAR(歩兵自動ライフル)
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201801
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント