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病原媒介生物を忌避する保護添加剤「nGuard」を使った米陸軍の次世代戦闘服 (ACU)

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病原媒介生物を忌避する保護添加剤「nGuard」を使った米陸軍の次世代戦闘服 (ACU)
Photo Credit: Capt. Stephen Austria, 2nd Engineer Brigade
Image is for illustration purposes only.
米国アーカンソー州のナノ製造事業者であるナノメック (Nanomech) 社は 12 日、陸軍の次世代戦闘服開発に関連する契約を受注したことを明かした。地元・アーカンソー大学協力の下、同社の特許技術プラットフォーム「nGuard」を使った先進の多機能繊維製品を開発する。
契約先は、陸軍で兵士の防護関連や個人装備の開発を進めている PM-SPIE (Project Manager Soldier Protection and Individual Equipment) となり、戦闘服 (ACU: Army Combat Uniform) における害虫や病原微生物に対する忌避 (きひ) コーティング (保護添加剤) について 235,000 ドル (=約 2,400 万円) の予算を勝ち取っている。

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病原媒介生物を忌避する保護添加剤「nGuard」を使った米陸軍の次世代戦闘服 (ACU)
Image: NanoMech
nGuard は、優れた抗菌性と通気性、防炎性の他、着用者の臭気を抑えることで蚊などに代表される吸血性害虫による被害を潜在的に抑止する費用対効果の高いコーティング仕上げ。流行が問題視されているジカ熱や熱帯地方に多いマラリアの予防などに期待が寄せられる。

コットンやナイロン、ポリエステル、合成繊維にも添加できることから、戦闘服やナイロン装備品、その他衣料品など、軍用途以外でも幅広く利用可能。またその性能は、繰り返し洗濯をおこなっても維持できる高い耐久性を持つ。

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