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フィリピン陸軍特殊部隊がアブ・サヤフから英国人夫婦を救出。英軍精鋭SAS/SBSも関与か

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フィリピン陸軍特殊部隊がアブ・サヤフから英国人夫婦を救出。英軍精鋭SAS/SBSも関与か
Sceenshot from OACPA HPA's YouTube channel.
This photo is for illustrative purposes only.
フィリピン陸軍特殊部隊が、英軍特殊部隊と諜報要員の関与する中、ミンダナオ島のイスラム過激派組織から英国人夫婦の救出作戦を展開。ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は、現場で勇猛果敢な指揮を下した大尉に対して「メダル・オブ・バロー(Medal of Valor)」に次ぐ2番目に高位の軍事勲章、『殊勲行動星章(Distinguished Conduct Star)』を授与した。

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Photo from an RTVM video
叙勲があったのは、第2特殊部隊大隊・第4特殊部隊中隊のリコ・タグレ(Rico Tagure)大尉。

10/4 1900頃、現地で学校経営を手掛けていた英国人のアラン・ハイロンズ(Alan Hyrons)氏(70歳)とフィリピン人妻ウィルマ(Wilma)さんが火器で武装したグループ×4名に拉致された。目撃情報によると、夫婦は2隻のボートを使って沖合に連れ去られている。(容疑者は4+2の合わせて6名以上と推計)
ミンダナオ島はダーイシュ(IS)に忠誠を誓うイスラム過激派組織やテロ組織が現在も活動を続けるなど、厳戒態勢の中で対テロ戦が継続されている。

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当初は、アラン氏が学校経営をおこなうなかで、解雇された複数の教師がいたことから、その逆恨みを買っての報復という見方や、正体不明の身代金5,000万ペソ(約1.1億円)の要求があったことなどから、容疑者特定の情報が錯綜していたようだった。

夫婦の所在を突き止めた軍は11/25になって、英軍SAS/SBSの関与が想定される中でスールー州の過激派組織「アブ・サヤフ(Abu Sayyaf)」からの救出作戦を決行し成功裏に終えている。

Source: Special Forces officer gets 2nd highest award for rescue of Brit, wife, Special forces officer received an award for rescuing British citizen and his wife

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