シリアに展開中の米軍がイスラエル製電子補正式照準器を用いた射撃訓練を実施
Photo from SOJTF-OIR
イスラーム過激派組織に対する軍事作戦に参加する諸国家の統合タスクフォース下の特殊部隊、SOJTF-OIRがシリアで電子補正式照準器を搭載したM4A1自動小銃を使用している画像が米軍広報サイトに掲載されている。
2020年5月30日、シリアのアト=タンフ駐屯地の射撃場で射撃訓練を行う米軍兵士。所属の詳細は明らかにされていない。
Photo from SOJTF-OIR
イスラエル・Smart Shooter社の電子補正照準器「SMASH 2000」が使用されたようだ。SMASHは距離や弾種、その他の環境データから狙点を補正したり、トリガータイミングを自動コントロールする機能がある。
Photo from SOJTF-OIR
参考記事:
・イスラエルのSmart Shooter社が開発した電子補正式の光学照準器「SMASH」で命中率が飛躍的に向上 - ミリブロNews
ドローンに吊るされたターゲットを撃つ訓練も行われた。
ワイヤーの角度からそれほどの速度では無いように見えるが、それでも移動目標への射撃は難度が高い。
射撃後のターゲット。かなり小さなものであるがよく当たっており、SMASH 2000の効果は確かにあるようだ。
この訓練が電子補正照準器に対する何らかの評価試験なのか、単なる試用なのかについては不明である。近年使用量が増えている敵方ドローンへの対策研究という可能性もあるだろう。
電子補正照準器の基礎的な技術は確立しており、次世代分隊火器にもNGSW-FCとして電子照準器が搭載される。実戦の場でこうしたデバイスをどう使えば良いのか、データ採取の一環なのかもしれない。
関連記事:
・Vortex社 米陸軍と開発中の次世代分隊火器用電子補正照準器のプロトタイプを公開 - ミリブロNews
・L3ハリス社 リューポルド社と共同で次世代分隊火器向け照準器NGSW-FCのプロトタイプを開発へ - ミリブロNews
Source: Soldiers sight with Smart Shooters at ATG
Photo from SOJTF-OIR
ワイヤーの角度からそれほどの速度では無いように見えるが、それでも移動目標への射撃は難度が高い。
Photo from SOJTF-OIR
射撃後のターゲット。かなり小さなものであるがよく当たっており、SMASH 2000の効果は確かにあるようだ。
Photo from SOJTF-OIR
この訓練が電子補正照準器に対する何らかの評価試験なのか、単なる試用なのかについては不明である。近年使用量が増えている敵方ドローンへの対策研究という可能性もあるだろう。
電子補正照準器の基礎的な技術は確立しており、次世代分隊火器にもNGSW-FCとして電子照準器が搭載される。実戦の場でこうしたデバイスをどう使えば良いのか、データ採取の一環なのかもしれない。
関連記事:
・Vortex社 米陸軍と開発中の次世代分隊火器用電子補正照準器のプロトタイプを公開 - ミリブロNews
・L3ハリス社 リューポルド社と共同で次世代分隊火器向け照準器NGSW-FCのプロトタイプを開発へ - ミリブロNews
Source: Soldiers sight with Smart Shooters at ATG
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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