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L3ハリス社 リューポルド社と共同で次世代分隊火器向け照準器NGSW-FCのプロトタイプを開発へ

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L3ハリス社 リューポルド社と共同で次世代分隊火器向け照準器NGSW-FCのプロトタイプを開発へ
Photo from U.S. Army for Illustration Purpose Only


先日、Vortex社がアメリカ陸軍が開発中の次世代分隊火器に搭載される電子補正式照準器NGSW-FCのプロトタイプ納入について米国防総省と契約締結に至ったのに続き、L3ハリス社とリューポルド社も共同でプロトタイプ115台の納入契約に至ったと発表された。

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L3ハリス社は、ホロサイトで知られるEoTech社を傘下に持ち、ナイトビジョンやレーザーエイミングデバイス、通信システムや衛星画像処理など軍事エレクトロニクス技術に長けた巨大軍需企業。同社は前身のBrashear社時代、XM29 OICW用に、光学照準器と各種センサ、弾道コンピュータを組み合わせたXM104統合照準システムを開発した経験がある。
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L3ハリス社がエレクトロニクス部分を担当する一方で、同社と共同で開発にあたるリューポルド社は光学部分、そして生産を担当する。リューポルド社も、狙撃銃向けスコープを皮切りに、軍・法執行機関と関係の深い光学機器作りで知られている。

アメリカ軍では第二次世界大戦以来、携行弾数の向上と携行装備の重量軽減という矛盾した課題に取り組んでいる。NGSW-FCは交戦距離の延長、照準時間の低減という効果に加え、命中率を向上させることで有効弾数を増やし、実質的に携行弾数を向上させようという意図がある。

Source: L3Harris Technologies Will Support the US Army for Next Generation Squad Weapon Fire Control Solution | Press Release | L3Harris Technologies

Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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