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DoD、サイバー防衛戦略の情報をまとめたWebサイトを開設

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DoD (Department of Defense :米国防総省) は25日、サイバースペース における最初の統一的戦略を強調する新たなウェブサイトの運用を開始したことを発表した。これは 6月に策定された 米国防総省が掲げる 新サイバー防衛戦略 の一環によるものとなる。

DoD、サイバー防衛戦略の情報をまとめたWebサイトを開設
DoD Cyber Strategy:
http://www.defense.gov/cyber/

米軍ではサイバー戦争を見据え、2005年3月にサイバー戦争の専門部隊として "JFCCNW" (Joint Functional Component Command for Network Warfare:ネットワーク戦担当統合機能部隊)を編成。

また2011年初には QDR (Quadrennial Defense Review :4年に一度の国防計画見直し) における 国防軍事戦略の方針見直し を発表し、当時ゲーツ国防長官は、アフリカや中東などの地域における、非国家体(非対称組織)での新たな軍事的脅威の高まりを懸念し、グローバルな視点での軍事展開を見据え、世界の共有スペースである宇宙やサイバー空間での活動を重視することを明言。戦略・戦術兵器の削減をおこなうとし、2012年度会計より 5年間において総額約6兆5,000億円 の国防費の見直し計画を打ち立てる一方で、"宇宙" や、"サイバー"、"無人機" といった現代戦を代表するキーワードについては予算計上を惜しまない姿勢が明らかになっている。

とりわけサイバー戦についてゲーツ国防長官は、2011年6月、外国政府による米国軍事施設や原子力発電所などへのサイバー攻撃を "戦争行為" とみなすとし、報復としての軍事力の行使を明言したばかり。

国境の概念が無く、核ミサイルの開発などと違い開発予算が膨大に掛からないことから、テロリストなどの 非対称脅威 としての懸念が高まる サイバー攻撃 。サイバー部隊のエリート教育が盛んな中国や北朝鮮、ロシアといった国々との水面下の戦いが激しさを増すばかりとなる。

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