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ビン・ラディン強襲映画、米下院で安全保障上の問題を指摘

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ビン・ラディン強襲映画、米下院で安全保障上の問題を指摘世界中の話題を独占した、米国特殊部隊による Osama bin Laden (ウサマ・ビン・ラーディン、オサマ・ビンラディン) 襲撃作戦。米海軍特殊部隊 SEALs と CIA により実行されたこの強襲劇については、すぐさま米映画大手のコロンビアピクチャーズより映画化の話題が持ち上がっていた。

特殊部隊、その中でもミリタリーマニアに人気の高い米海軍特殊部隊 SEALs 。さらにその中でも Team 6、"DEVGRU" (Development Group:海軍特殊戦開発グループ) を題材とした映画というだけでも、注目が高まらないわけがない。そんな期待感が高まる中、SpaceWar 8月10日 の記事によると、米国下院議会において、今回の映画化について「国家安全保障上の問題がある」とする声が上がっていることが報じられている。

報道された内容によると、共和党 Peter King 下院議員が Barack Obama 米大統領に対して、「Osama bin Laden 襲撃作戦の映画化に協力することは、情報の漏洩につながり、国家安全保障上の問題がある」として見直しを要請したとしている。

また記事では、ピューリッツァー賞受賞のニューヨークタイムズの女性コラムニスト Maureen Dowd 氏 のコメントとして、「映画制作の現場では、最高レベルの軍事機密にアクセスすることが可能となっている歴史がある」としている。
同氏によると、Osama bin Laden 襲撃作戦の映画制作については、安全保障上の観点のみならず、2012年に控えた米国大統領選挙を睨んだ、オバマ大統領陣営の戦略の1つでもあるとの懸念が渦巻いているとしている。

Osama bin Laden 襲撃作戦の映画制作に当たっては、イラクを舞台とした米陸軍 EOD (Explosive Ordnance Disposal:爆弾処理) 隊員の活躍を描いた戦争アクション映画 "The Hurt Locker" (ハート・ロッカー) で史上初の女性アカデミー監督となった Kathryn Bigelow (キャスリン・ビグロー) 氏 が監督予定。2011年後半からの撮影開始が予定されている。

SpaceWar 2011/8/10

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