「ホルムズ海峡へ自衛隊派遣」を、米太平洋軍司令官が言及

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「ホルムズ海峡へ自衛隊派遣」を、米太平洋軍司令官が言及欧米による対イラン制裁の圧力が強まる中、イランによるホルムズ海峡封鎖の懸念を受け、来日中の米太平洋軍司令官 Robert F. Willard (ロバート F. ウィラード) 海軍大将 は、自衛隊をホルムズ海峡に派遣するべきとした考えを示した。
3.11以降、原発稼動停止に伴い、石油を用いた火力発電への対応が迫られる中で、中東諸国からの原油輸入に悪影響が及ぶことを避けたい日本としても、日米同盟の真価が問われるだけでない側面がある。日本におけるイラン産の原油輸入は、国別で 第3位。そして、日本が輸入する原油の 85% は同海峡を通過してやってくる。また資源エネルギー庁の試算では、2010年 と比べて 2,100万キロリットル 多い量の原油・重油が必要とされている。

一方で肝心のイラン情勢は、今月初め イスラエルが今春にイラン攻撃の可能性もあり得るとしたパネッタ米国防長官の考えが発表され、その火消しがおこなわれたことが記憶に新しいが、AFP (via Space Daily: Feb 8, 2012) によれば、イスラエルは水面下で Benjamin Netanyahu イスラエル首相 と Ehud Barak 同国防大臣 が、欧米の対イラン制裁に効果が見出せない場合、イスラエルはイランに対する軍事攻撃政策へ転換、軍事行動を起こすことが "commit" された、とする専門家のメモを報道するなど、相変わらずの緊迫情勢が続く。

YOMIURI Online 2012/02/09
IRIB 2012/02/02, 02/03
AFP via Space Daily 2012/02/09
Photo: U.S. Navy
Image is for illustration purposes only. Text and photo are not directly related.


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