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米大統領の専用車輌がイスラエルで故障するアクシデント

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米大統領の専用車輌がイスラエルで故障するアクシデント
イスラエルを訪問中の Barack Obama 米大統領専用の装甲リムジンが 20 日、給油燃料の入れ違えミスによって身動きが取れなくなるアクシデントに見舞われた。不動となったリムジンの代替として別のリムジンが急遽、隣国のヨルダンから手配されとの報道も。移動は結局、Black Hawk ヘリコプターでおこなわれた由。
世界で最もその挙動が注目される米国の大統領を乗せるリムジンは、"Beast" とも呼ばれる重厚な設計の車輌。重量は実に 8 トンにもなり、ドアの厚みは 8 インチで、燃費は 1 ガロン当たり 8 マイル (= 約 3.4 Km/L) 。Cadillac DTS をベースとしたその車輌には、一般的な銃火器での攻撃にも耐え得るよう、防弾設備が施されていることはもとより、生物・化学兵器にも耐え得るよう設計され、独自の酸素供給システムを装備している。この他、催涙ガス砲の搭載や、Kevlar (ケブラー) 補強された Run-Flat タイヤとスチール・ホイールで、タイヤ無しの状態になった場合でも走行が可能。また、更に事態が悪化し、大統領の生命が危険に晒された場合に備えて、リムジンには大統領の血液を供給することが可能となっているとのこと。

Bloomberg 2013/03/20
Russia Today 2013/03/20
About Cadillac Presidential Limousine

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