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米国、ウガンダ「神の抵抗軍」首領に 500 万ドルの懸賞金

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米国、ウガンダ「神の抵抗軍」首領に 500 万ドルの懸賞金米国務省 (U.S. State Department) が最大で 500 万ドル、日本円で約 4.8 億円もの懸賞金を提示して、容疑者の追跡を開始する。懸賞金のターゲットは、国際刑事裁判所 (ICC : International Criminal Court) のお尋ね者、アフリカ 4 ヶ国に渡って残虐の限りを尽くしてきたウガンダ反政府武装勢力・LRA (Lord's Resistance Army : 神の抵抗軍) の首領・Joseph Kony 容疑者とその側近 Okot Odhiambo, Dominic Ongwen 両容疑者。これら 3 名の容疑者確保に繋がる情報を提供した人物に対して支払われるとのこと。Kony とその部下らは、過去 20 年に渡って 20,000 名もの少年を誘拐し、テロリストになるよう強制。また LRA なる団体全体では、150 万人を殺害したとも言われ、多くの難民を生み出した元凶とのこと。情報提供者の身の安全を保障するために、支払いがおこなわれた際にもその名前が公表されることは無いとしている。なお、この資金の拠出は今年 1 月に Barack Obama 大統領がサインした WCRP (War Crimes Rewards Program) に基づくものとのこと。幾つかの国を往来して逃げ延びてきた Joseph Kony 容疑者だが、現在はかなりの確率で中央アフリカ共和国 (CAR : Central African Republic) に潜んでいると考えられている。米軍では「Kony 狩り」包囲網を確立するため、ウガンダ軍を中心に構成される 3,000 名のアフリカ兵を訓練するため、中央アフリカに特殊部隊を派遣している。

U.S. Department of State 2013/04/03
Russia Today 2013/04/04
About War Crimes Rewards Program (WCRP) Expansion
Ref : Japan Ministry of Justice, JOGMEC (Japan Oil, Gas and Metals National Corporation) 2008/03
Capture screen from AFRICOM
Image is for illustration purposes only.

過去の「LRA 神の抵抗軍」関連記事:
米軍・特殊部隊、中央アフリカ共和国を舞台に移して作戦継続
米陸軍の特殊部隊100名がウガンダでLRA首領捜索作戦を開始


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