小野寺防衛大臣、F-35 工場を視察 整備拠点の日本への誘致、追加調達も検討

国内軍事関連 Comments(0)
小野寺防衛大臣、F-35 工場を視察 整備拠点の日本への誘致、追加調達も検討
小野寺防衛大臣は現地時間 2014 年 7 月 8 日、米国テキサス州のフォート・ワースにある、ロッキード・マーティン社の F-35 ライトニング II の工場を視察。その後行われた会見において、アジア地域における F-35 の整備拠点を日本に誘致したいとの考えを示した。また、今後の状況によっては、F-35 を現在の計画よりも多く、自衛隊に導入する可能性もあるとの考えも明らかにした。

F-35 は現在、日本の他、韓国や、F-35 のレベル III の開発パートナーでもあるオーストラリアが導入する予定で、また将来的にはシンガポールも導入する予定だ。

小野寺防衛大臣は「F-35 は今後、世界的に配備が行われる機種であり、その整備を行うためのアジアにおける拠点が日本になればいい」と述べ、アジア・太平洋地域で運用される F-35 の整備を、日本で一挙に引き受けたい考えを示した。

その拠点は、愛知県にある三菱重工小牧南工場になる予定で、すでに米側と協議を始めているという。

また記者団からの質疑応答に対し、今後の F-35 の性能やコストの推移によっては、現在決定している 42 機の購入に加えて、さらに追加で導入することも検討するとの考えが示された。

なお、先日当ニュースでもお伝えしたように、6 月に F-35A で火災事故が発生し、現在 F-35 シリーズはすべて飛行が停止されている状況にあるが、これに関し、米側からは詳細な説明がなされた他、今後の開発や、日本へ配備されるスケジュールにも影響は出ないとの説明があったと明かした。

Japan MoD 2014/07/09
U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Nicholas Egebrecht
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - 002


同じカテゴリー(国内軍事関連)の記事画像
防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表
陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定
『ニコン(Nikon)』が「ライフルスコープ」事業を終了
並木書房が「日本軍はこんな兵器で戦った—国産小火器の開発と用兵思想」を刊行
『子供達を護る』田村装備開発がクラウドファンディングで危機管理対策プロジェクトを始動
住友重工がマルチキャリバー軽機関銃の特許を出願
同じカテゴリー(国内軍事関連)の記事
 防衛省が陸上自衛隊向け新小銃・拳銃の選定理由等を公表 (2019-12-26 20:14)
 陸上自衛隊の新小銃に豊和工業製『HOWA5.56』、新拳銃にH&K製『SFP9』が選定 (2019-12-09 12:35)
 『ニコン(Nikon)』が「ライフルスコープ」事業を終了 (2019-11-20 15:36)
 並木書房が「日本軍はこんな兵器で戦った—国産小火器の開発と用兵思想」を刊行 (2019-11-06 17:37)
 『子供達を護る』田村装備開発がクラウドファンディングで危機管理対策プロジェクトを始動 (2019-10-30 17:41)
 住友重工がマルチキャリバー軽機関銃の特許を出願 (2019-10-25 12:04)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop