世界の犯罪組織の収入別ランキング・トップ 5 が発表、1 位は山口組の 8.7 兆円

『フォーチュン』誌は年に 1 回、米国企業を収入別にランキングした「フォーチュン 500」という企画を行っており、その自社パロディとなる。
1 位になったのは日本の山口組で 800 億ドル(約 8.7 兆円)。同誌にコメントを寄せた元公安調査庁の菅沼光弘氏によれば、主な収入源は麻薬密売と賭博、強奪だという。
2 位はロシアの Solntsevskaya Bratva で 85 億ドル(約 9,200 億円)。この組織は高度に分散されており、約 10 個の、自律した「旅団」から構成されているという。メンバー数は約 9,000 人と見られ、アフガニスタンとのヘロイン密輸をはじめとする麻薬の密輸や、人身売買が主な収入源だという。
3 位はイタリアのカモッラで 49 億ドル(約 5,300 億円)。イタリアのマフィアは、法による取締りによって近年では弱体化しつつあるとされるが、同組織はまだ強力なままだという。主な収入源は売春、武器の密輸、違法薬物、偽造通貨、賭博、高利貸し、強奪であるという。
4 位は同じくイタリアの 'Ndrangheta で 45 億ドル(約 4,900 億円)。大西洋を介した麻薬の密輸が主な収入源で、米国での活動も活発だという。
そして 5 位はメキシコの Sinaloa Cartel で 30 億ドル(約 3,300 億円)。同組織はメキシコ最大の麻薬カルテルで、密輸先は米国が中心とされる。米国で 1 年間に取り引きされる麻薬の総額は 1,000 億ドルにも上り、そのうち 65 億ドルがメキシコ経由で、その大半を Sinaloa Cartel が握っていることになる。
Fortune 2014/09/14
Photo: $207 million was seized in Mexico City - the largest drug cash seizure ever / U.S. DEA
Image is for illustration purposes only.
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