航空観閲式の事前公開に XC-2 が登場　C-1 と編隊飛行

国内軍事関連 2014年10月24日 16:30 Comments(0)

10 月 26 日に航空自衛隊百里基地開催される「防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式」に先駆け、19 日に事前公開が開催され、岐阜基地から飛来した C-X の試作機 XC-2 の航過飛行も行われた。

○正式名称：
　防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式（事前公開）
○日時
　平成 26 年 10 月 19 日（日）
○場所
　航空自衛隊　百里基地（茨城県小美玉市百里170）
○天候
　晴れ、風おだやか

C-X は現在、防衛省技術研究本部と川崎重工業によって開発が進められている次期国産輸送機で、XC-2 はその試作機となる。2010 年 1 月 26 日に初飛行し、試験が繰り返されている。

機体の寸法は全長は 43.9 m、全幅 44.4 m、全高 14.2 m。最大離陸質量は 141 t で、空虚質量は 60.8 t、有効積載量は約 30 t。また搭載量 12 t の状態で、巡航速度 890 km/h、巡航高度 12,200 mでの航続距離は約 6,500 kmとされる。
さらに最短離陸滑走距離は 500 m という高い短距離離着陸 (STOL) 性能も持ち、現在自衛隊が保有している C-1 や C-130J よりも、あらゆる面で高い性能を持っている。

当初は、2014 年度中に量産機が部隊配備される予定だったが、今年 1 月に、地上試験中に損壊が生じるという不具合が発生し、その対応のため開発期間が 2 年延長され、2016年度末までの予定に計画が変更されている。またそれに伴い、量産機の部隊配備も 2 年遅れ、2016 年度末にまで延期されている。

なお、26 日の航空観閲式の様子は YouTube やニコニコ動画などでも生中継される予定だ。