NEWS

米陸軍 新型制式ハンドガン選定コンペを2015年1月から開催

海外軍事 Comments(0)
米陸軍 新型制式ハンドガン選定コンペを2015年1月から開催
アメリカ陸軍は2014年10月30日のプレスリリースにおいて、新型制式ハンドガン選定コンペを2015年1月から開始すると発表した。2017年にフルサイズ版28万丁、コンパクト版7000丁の初回調達を行う予定。陸軍以外の軍機関についても21万2千丁の調達が予定されている。

新型制式ハンドガンは「モジュラー・ハンドガン・システム(MHS)」と呼ばれ、関連パーツ・外部アクセサリ・ホルスターなど現行のシステムをすべて置き換えるものとなる。これまで3回に渡りIndustry day(注:軍がメーカー関係者を集め新兵器の仕様について公表・討議する会)が開催されている。

最終的な要求仕様は2015年1月に公開されるが、バックストラップやトリガー・レバー類の交換によるサイズ変更システムが仕様に盛り込まれる見通し。口径については現行の9mmにこだわることなく、.45や.40、.357 Sigなどもコンペにて評価されるとしている。なお既にシグ社はP320 MHS editionとして要求仕様を満たす試作品を公開している。

現在制式ハンドガンとして使用されている「M9」は85年に採用されたもの。老朽化が進行しており修理・補修コストの負担が増大していた。また性能面でも陳腐化が進んでいる。2006年にはスライドの補強を行い、アクセサリレールを追加するなどの近代化改修を行った「M9A1」が海兵隊に導入されているが、近年の要求水準には届いていないことがしばしば指摘されている。

Source:Army To Hold New Pistol Competition Next Year | Kit Up!
U.S. Air Force photo by Staff Sgt Chrissy Best
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201411
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop