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A-10 サンダーボルト II の引退の遅れが F-35 ライトニング II 計画を遅らせる可能性

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A-10 サンダーボルト II の引退の遅れが F-35 ライトニング II 計画を遅らせる可能性
A-10 サンダーボルト II の引退の遅れが F-35 ライトニング II 計画を遅らせる可能性があると、DoD Buzz や Defense News などが伝えている。

現在の計画では、空軍向けの F-35A は 2016 年 8 月に初度作戦能力 (Initial Operational Capability、IOC) を獲得する予定となっているというが、しかし F-35 計画の幹部である Chris Bogdan 中将はメディアに対して「2016 年 8 月 1 日に IOC を宣言することができないのではないかと、大変心配している」と述べたという。
A-10 サンダーボルト II の引退の遅れが F-35 ライトニング II 計画を遅らせる可能性
F-35 は、これまでも技術的な問題が発生するなどに、計画の遅れや、予算の超過といった問題が発生しているが、今回の遅れの一番の原因は、ロジスティックスにあるという。

米空軍が F-35 にI OC を与えるためには、1,100 人の整備士が必要で、そのうち 800 人は、これまで A-10 サンダーボルト II の整備を担ってきた人材から充てられる予定になっていたという。しかし、A-10 の引退が遅らされたことで、F-35 を整備するための訓練が遅れているとのことだ。また新人を教育するにはさらに 9 か月から 12 か月ほど余計に時間がかかってしまうため、結局はA-10 の整備士を F-35 向けに再教育するほか道はないという。

DoD BUZZ 2014/10/31
Intercepts / Defense News 2014/10/31
Photo 1:DoD photo by Senior Airman Joshua Strang, U.S. Air Force. (Released)
Photo 2: First F-35 Live Fire Weapon Test with a AIM-120 AMRAAM / Lockheed Martin official Flickr
Text: 鳥嶋真也 - FM201411


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