米軍・史上初、サープラス「Humvee (ハンビー) 」の民間販売向けオークションを実施

お払い箱としてスクラップ場に直行となっていた兵員・貨物輸送用のハンビーだが、近年の軍装備品に関するポリシーの変更から、オークションを通じて民間向けに販売。その第 1 陣として、25 輌の Humvee が 12 月 17 日 (水) に出品された。
これは、国防兵站局 (DLA : Defense Logistics Agency) がオンライン競売サイト IronPlanet の運営する GovPlanet.com へ送ったもので、今年 7 月に DLA は IronPlanet との間で年間 5,000 万~ 7,000 万ドル相当の余剰となった軍装備品の管理と販売に関する契約を 2 年で結んでおり、落札金額の 75.29 % を DLA が保有することになっている。
1985 年の米陸軍での採用以来、製造元の AM General では 300,000 輌以上に及ぶ Humvee を量産。今回出品された Humvee の多くは、1987 年から 1994 年に掛けて製造されたもので、出品に当たって装甲の取り外しをはじめ非武装化されている。
オークションは 10,000 ドル (約 119 万円) から開始され、21,500 ドル (約 255 万円) から 41,000 ドル (約 489 万円) の範囲で落札。落札者は使用目的を示す書類へのサインと、輸送の手配、および 3 日以内の支払い義務が発生する。また、米国内の公道を走行する際は、安全性に関する基準や排出規制が連邦政府の基準をクリアしていないため、それらへの適合対策も必須となる。なお、メーカーの保証やサポートを受けることはできない。
第 2 弾のオークションは 2015 年 1 月 7 日に予定されており、DLA では最終的に 4,000 輌の出品を検討している。
Army Times 2014/12/12
Yahoo Auto 2014/12/15
Fox News 2014/12/18
Photo: IronPlanet official FaceBook 2014/12/09
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