DARPA、MV-22 オスプレイを使った「PCAS」の実証試験に成功
米国防総省の国防高等研究計画局 (DARPA) は 4 月 7 日、現在開発中の、近接航空支援(Close Air Support) をより効率よくするための「PCAS」(Persistent Close Air Support) の実証試験に成功したと発表した。
PACS は、近接航空支援を、より手軽に、かつ柔軟に実施できるようにすることを目指したもので、地上から JTAC (Joint Terminal Attack Controllers) を使うことで、状況認識や武器のシステム・データをリアルタイムで共有しつつ、近接航空支援を呼び出すことができる。周辺を飛ぶもっとも最適な航空機に命じることができるため、攻撃にかかるまでの時間は現在の 1 時間から 6 分にまで短縮できるという。
実証試験は昨年末から進められており、今年 3 月 27 日にはアリゾナ州にあるユマ試験場において、米海兵隊と共同で、JTAC を使って近接航空支援の指示を行い、その指示に基づいて米海兵隊の MV-22 が実際に射撃を行う一連の流れの試験が行われたという。試験は成功し、指示された場所に、MV-22 から発射されたグリフィン (Griffin) ミサイルが命中する様子が動画で公開されている。.@USMC leaders “very pleased” w/ 1st successful demo of Persistent Close Air Support system: http://t.co/GQpEyvRnVS pic.twitter.com/vwCKjAACFM
— DARPA (@DARPA) 2015, 4月 7
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
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