東日本大震災で損傷した F-2B 戦闘機、修復を終え三沢基地に到着

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東日本大震災で損傷した航空自衛隊松島基地所属の F-2B 戦闘機が、修復を終え、4 月 21 日航空自衛隊三沢基地に到着したのを受けて、航空自衛隊の YouTube チャンネルと米空軍三沢基地のウェブサイトで紹介がおこなわれた。

この F-2B は、2011 年 3 月 11 日の東日本大震災で発生した津波によって損傷したもので、その後ふたたび飛行ができるよう、愛知県にある三菱重工の小牧南工場で修復を受けていた。ただ、松島基地は現在もまだ復旧作業が行われていることから、今回到着した機体を含む6機は、一時的に三沢基地に配備されることになっている。
東日本大震災では 18 機の F-2 が損傷し、そのうち回復の見込みがあると判断された 13 機が修理されることになっている。

米空軍三沢基地のウェブサイトでは、復活した F-2B の写真や経緯とともに、震災後に展開された「トモダチ作戦」などのエピソードを紹介。また松島基地の復旧作業において、数千人もの自衛隊員と米軍兵が協力を続けていることなども紹介し、復活した F-2 と併せ「悲劇の残骸から生まれた希望の合図」と称えている。

35th Fighter Wing Public Affairs 2015/04/24
Text: 鳥嶋真也 - FM201505

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