元 ST6 隊員の Kyle Defoor 氏が、Team MultiCam へ正式に加入
マルチカム( MultiCam )のオフィシャルサイトに、元 Navy SEALs 隊員のカイル・デフォー( Kyle Defoor )氏をチーム・マルチカム( Team MultiCam )へ迎えたことを伝えるニュースが掲載されている。チーム・マルチカムとは、マルチカムのスポンサードシステムで、モータースポーツ / スカイダイビング / シューティングといった分野で活躍する人々をサポートしている。
カイル・デフォー氏は、海軍特殊作戦スカウト/スナイパースクール( Naval Special Warfare Scout / Sniper School )の卒業生で20年以上軍務に就き、SEALチーム8(アフリカ / 地中海地域管轄)や SEALチーム6:対テロ特殊部隊 DEVGRU( NSWDG:Naval Special Warfare Development Group )に所属し、チームではスナイパーやアサルター(強襲員)として中東地域やボスニアなどに派遣されていた。Coming up on 20 years of recce and scoped experiences. Sniper school age 19 or so, passing my first stalk.
Posted by Kyle Defoor on 2014年10月30日
2002年3月アフガニスタン東部の山岳地帯でタリバン掃討を目的に行われた※アナコンダ作戦( Operation Anaconda / 又は、タクールハーの戦い:Battle of Takur Ghar )に参加しており、激戦となったこの闘いでの勇気を称えられ青銅星章( Bronze Star Medal )を受章している。
※アナコンダ作戦は、米軍主導で、オーストラリア、アフガニスタン、イギリス、カナダ、ドイツなど計11カ国からなる多国籍軍(総勢約3万人)によって実行されたが、作戦計画や事前情報の不備など様々な要因が重なり3日間で終了する予定が2週間も費やし、戦死者15名(内1名はシールズ隊員 Neil C. Roberts 海軍一等兵曹)・負傷者82名をだす事態となり、戦果も散々なものであった。参加部隊は、米陸軍第10山岳師団、第101空挺師団、第75レンジャー連隊、グリーンベレー、アフガニスタン陸軍、英海兵隊、カナダ第3大隊、ドイツ特殊部隊 KSK、ノルウェー特殊部隊 FSK などで、本作戦用に特別編成した合同タスクフォース部隊に各国部隊が分かれ、デルタフォース、DEVGRU、各国空軍などと連携し作戦に当たった。
関連記事:
⇒「SEAL Team 6」秘匿の歴史とその全貌をニューヨークタイムズ紙が特集
参考動画:Kyle Defoor“ Trigger Time TV ”再生リスト
MultiCam 2015/06/15
Calguns.net 2010/08/22
Text: 弓削島一樹 - FM201507
関連記事:
⇒「SEAL Team 6」秘匿の歴史とその全貌をニューヨークタイムズ紙が特集
カイル氏は除隊後に、アメリカの民間軍事会社( PMC )ブラック・ウォーター USA( Black Water USA:現在の Academi )でトレーナーを務め、現在はシューティング・インストラクターとして「 Defoor Proformance Shooting 」を立ち上げ、豊富な実戦経験と高い技術力を基にピストル、カービンライフル、狙撃( Urban Sniper )、CQB、に特化したカリキュラムを組み、軍・法執行機関・民間を問わず指導に当たっている。また、“ Tactical Arms ”や“ Tactical Impact ”などのTV番組や、動画配信サイト、雑誌などへの出演を精力的に行っている。プライベートでは熱心な、モーターサイクリスト、ハンター、クライマー、ランナー、としても知られている。Posted by Kyle Defoor on 2010年5月23日
参考動画:Kyle Defoor“ Trigger Time TV ”再生リスト
MultiCam 2015/06/15
Calguns.net 2010/08/22
Text: 弓削島一樹 - FM201507
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント