イスラエル企業、兵士の負傷を検出し、その所在を知らせる「電気織布」を開発
イスラエルで先週開催された、未来の軍事装備を題材とするカンファレンスの席で、同国防軍の退役准将である David Agmon 氏が「電気織布」の開発について発言した。
Agmon 氏の創設した ThermoSiv 社で開発を進める WounDetect は、2 種類の特殊な繊維で織られた布であり、センサーとして働く点に特徴を持つ。
WounDetect は、兵士の負った怪我の場所を特定する他、GPS を介すことによって負傷兵の所在を突き止めることができ、その救護の迅速化を図り、生存率の向上を目指すというもの。
米軍によるアフガニスタンでの実戦経験の中で、兵士の負傷を検出し、適切な時間内で対処するだけでも、多くの兵士の生命が救われたとするレポートや、戦場での主な死因は失血死であることからも、こうしたシステムが重要なものになると考えられている。
ThermoSiv Founder and CTO David Agmon
昨年の発表では、デュポンやプジョーなどと共に研究を進めていることを明かしており、これまでに WounDetect の開発で 160 万ドル以上の研究開発費用が投じられたとしている。
今回のカンファレンスで Agmon 氏は、1 年以内にもフル稼働に移るとしている。
iHLS 2015/07/22
iHLS 2014/12/26
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