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九死に一生、生命を救ったヘルメットが兵士の元に返還

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兵士の生命を救ったヘルメットの返還式が、米陸軍の作戦指揮訓練センター (MCTC: Mission Command Training Center) でおこなわれた。

第 1 騎兵師団の偵察部隊で火器支援の任務に当たっていたジェフリー・ミーク (Jeffrey R. Meek) 中尉は、今から 3 年前にアフガニスタンに派兵、その際に九死に一生を得る事件に遭遇する。
東部のカーピーサー州で、橋付近に展開していたミーク中尉らだったが、突如、敵の待ち伏せ攻撃が襲った。プローンで伏せている際に、2 人のタリバン戦士の姿を確認したミーク中尉。その際にまるで「鞭打ち」のような激しい衝撃が頭部を中心に駆け抜けた。その後、医療評価をおこなうため、ミーク中尉は隊列の最後尾に居た医師の元に搬送されている。

敵が持っていた AK-47 から放たれた 7.62mm の銃弾が、着用していた「ACH (Advanced Combat Helmet, 進化型戦闘ヘルメット) 」を直撃しており、ヘルメット内部をかすめて外に排出されていた。ヘルメットのお陰で、表面上にできた血の塊と、脳震盪により苦しむ程度で済み、九死に一生を得ている。

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実弾による戦闘と違い、エアソフトを使ったサバイバルゲームでは、こうした心配は勿論無いが、流行の CQB フィールドなど、入り組んだバリケードがある施設では、鉄骨への衝突や、転倒時に頭部を保護する目的からも、一部でヘルメットの着用を推奨する動きもある。

U.S. Army 2015/11/13

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