豪陸軍主催の年次国際射撃競技会「AASAM 2017」のスナイパー部門で陸上自衛隊のチームが準優勝
オーストラリア・ビクトリア州パッカパンニャル訓練場で、5月5日から26日を会期として年次国際射撃競技会「アーサム(AASAM: Australian Army Skill at Arms Meeting)2017」が開催され、陸上自衛隊の伊藤2曹、繁田2曹のコンビが、12ヶ国・23個チームが参加する中、スナイパー競技部門において総合2位を獲得した。伊藤2曹の胸には、普通科教導連隊を意味する「ISR(Infantry School Regiment)」のパッチが確認できる。
Photo from AASAM
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毎年この時期におこなわれるオーストラリア陸軍主催のAASAMは、戦術技量の向上を図り、参加各国との信頼関係の強化を掲げており、今年は世界18ヶ国から200名におよぶ陸軍種のトップ兵士が集結。現在実際に運用されている小銃、機関銃、拳銃及び狙撃銃を使って、個人・ユニットレベルでの射撃練度が競われた。
陸上自衛隊は今開催で6年連続の参加となり、スナイパー競技での参加は今開催で4年連続となる。
陸上自衛隊は今開催で6年連続の参加となり、スナイパー競技での参加は今開催で4年連続となる。
AASAM 2017で競技に取り組む陸上自衛隊チーム。こちらの写真では、胸部を巻いているゴムバンドの様なものが確認できる。これは、アーマーのショルダーストラップが広がり過ぎて、正面を構える際に邪魔にならないよう工夫しているものと思われる。
Photo from AASAM
参加国別で紹介された陸上自衛隊のトレーラー。89式小銃に搭載されているスコープは、純国産であるOTS製のCQBコンバットスコープ(CQB1-6x24M)と思われる。また、ムービーングターゲットをCクランプ・グリップで狙い撃つ隊員の射撃フォームが印象的。
2015年1月、米カリフォルニア州キャンプペンデルトン海兵隊基地でおこなわれた日米による二国間実動訓練「アイアンフィスト(鉄拳, Iron Fist)」の映像に、米海兵隊からインタビューを受ける伊藤2曹の姿があった。映像では西部方面普通科連隊(WAiR: JGSDF Western Army Infantry Regiment)の前哨狙撃兵(スカウトスナイパー)として紹介されている。
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