ポーランド史上初の国産個人携行火器システム、自動小銃「MSBS」の名称が『GROT』に決定。第一陣5.3万挺が陸軍に納品

海外軍事 エアソフト・サバゲー・実銃・アウトドア関連 Comments(0)
ポーランド史上初の国産個人携行火器システム、自動小銃「MSBS」の名称が『GROT』に決定。第一陣5.3万挺が陸軍に納品
ポーランドの国営軍需企業であるポルスカ・グルパ・ズブロイェニョーヴァ社(PGZ: Polska Grupa Zbrojeniowa S.A.)傘下にある、ラドム(Radom)のウゥチニク兵器廠(Fabryka Broni Lucznik - Radom)が、国産アサルトライフル「MSBS(Modułowego Systemu Broni Strzeleckiej)」の実射の様子を収めたPVを公開した。

関連記事:
ポーランド防衛展示会「MSPO 2015」で、国産アサルトライフル「MSBS」全ファミリーが初展示
また同兵器廠は、納入第一陣となる53,000挺が近く陸軍に到着することを明かした他、キエルツェで開催中の国際防衛産業展示会「MSPO (Międzynarodowy Salon Przemysłu Obronnego) 2017」において、数億ズロチ(1ズロチ=約30円)におよぶ調達契約が交わされたことを明かしている。これは、ポーランドが民主化された1989年以降で最大の小銃契約になるとしている。

MSBSの開発は、2007年からウゥチニク兵器廠と首都ワルシャワにある軍事技術大学「WAT(Wojskowa Akademia Techniczna)」が協力しておこなってきた。完全ポーランド設計による同国史上初の個人携行火器システムとなる。

ポーランド史上初の国産個人携行火器システム、自動小銃「MSBS」の名称が『GROT』に決定。第一陣5.3万挺が陸軍に納品
Screen shot from Fabryka Broni "Łucznik" Radom official FaceBook movie
同兵器廠はPVの中で、MSBSの名称が「GROT」と名付けられたことも明かしている。これは「槍の穂先」「矢じり」を意味するもので、輸出を見据えているかは定かではないが、名称にポーランド語特有の文字が含まれていないことや、外国人が直感的に読み方を連想できる4文字のシンプルな単語で構成されていることからも、認知度を高める上で好感触となりそうだ。

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop