カラシニコフ社による公式ライセンスを受けた「初」のオンラインゲーム『キャリバー(Caliber)』が登場
ロシア最大の銃器メーカーであるカラシニコフ社(Kalashnikov Concern)による公式ライセンスを受けた「初」のオンラインゲームが登場する。
「キャリバー(Caliber)」と名付けられたこのオンラインシューティングゲームは、モスクワに本社を置くソフトウェアデベロッパー/パブリッシャーの「1Cゲーミング・スタジオ(1C Gaming Studios)」と、「ワールドオブタンクス(WoT: World of Tanks)」などで知られる「ウォーゲーミング(Wargaming)」が開発を担当している。
これまでもいくつかのゲームでカラシニコフの銃器が登場していたが、今回はメーカー公式による「お墨付き」の完全再現によってデザイン化。開発者は「発射レートや弾薬数、発砲音のデジタル収音はもちろん、細部の細部まで調整している」と語っている。また、ゲーム監修をおこなったカラシニコフ社のマーケティング部門ナンバーツーであるウラジミール・ドミトリエフ(Vladimir Dmitriev)氏は、同社製品が忠実に再現され、尚且つ正規に使用されていることの重要性に言及している。
Photo from Kalashnikov Media
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ゲームでは特殊部隊となったプレイヤー×4名のキャラクターが戦場で激しくバトルを繰り広げるというもの。現在のところ、お膝元のロシアをはじめ、アメリカ、ドイツ、ポーランド、ベラルーシの軍特殊部隊の装備が用意されている。銃火器はAK-74M、AKS-74U、AKM、PKP、RPK-74、PP-19 Vityaz、PB、PM、PY、PL-15、SVD、SVD-S、GP-25が既にラインナップされており、将来的には、RPK-16、AK-12、SV-98、AM-17、AMB-17などが追加される予定。
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開発は2016年から始まっており、今年8月にはモスクワ近郊のパトリオット公園で開催された「アルミヤ(Army)2017」で開発裏のエピソードが打ち明けられ話題となっている。現在は量産開始前の試作段階を終えたところで、このまま開発が順調に進めば、今年末にもアルファ版が登場する。
ロシア・スポーツ省は2016年、規範項目の中に「コンピュータースポーツ」を掲げている。所謂「eスポーツ」における優れたスキルは、ゲーム中における認識能力だけでなく、反射神経、忍耐力を育むものと考えられている。
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