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米税関・国境警備局がグロック47をはじめ第5世代グロック3機種を採用

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米税関・国境警備局がグロック47をはじめ第5世代グロック3機種を採用
Photo Courtesy of The Firearm Blog.
アメリカ国土安全保障省の税関・国境警備局(CBP)は、制式拳銃として9mm口径の第5世代グロック3丁を新たに採用する。購入額は10年で合計8,500万ドル。現行の.40口径のH&K P2000を全数置き換える予定。
採用されたグロック47、グロック19、グロック26はいずれも一般市場向けには販売されないCBPのための特別仕様。メディア各社・フォーラムにてリークされた写真などによるといずれも第5世代モデルをベースにAmeriGlo の夜光サイトの搭載、スライド前部へのセレーションの追加が行われている。また47、19はスライドへの光学機器の搭載が可能な「MOS」仕様となっている。

参考:グロック社「グロック19X」ほか第5世代グロックの新製品を発表 - ミリブロNews

グロックの公式サイトに掲載された各モデル。現在はこのページを見ることができない。

米税関・国境警備局がグロック47をはじめ第5世代グロック3機種を採用
Photo Courtesy of Glock.
グロック47
グロック45のフレームに17サイズのスライドを搭載したフルサイズモデル。グロック45は、17サイズのフレームと19サイズのスライドを組み合わせた「クロスオーバー」モデルで、グロック17用アッパーとの交換はできないが、同時に採用となるグロック19のアッパーと入れ替えることができる。

米税関・国境警備局がグロック47をはじめ第5世代グロック3機種を採用
Photo Courtesy of The Firearm Blog.
マガジンは独自の長いベースプレートを採用。これまでのモデルの9mmダブルスタックマガジン(17、19X、34など)を使用できる。

グロック19MOS
基本的には第5世代のグロック19であるが、グリップ前方下端の半円状の切り欠きがないなど一部に違いはある。

グロック26 Gen5
こちらも第5世代フレームの特徴を備えているが、装弾数の多い専用のマガジンを使用するため、ベースプレートを収める凹みの形状が異なっている。

グロックは近年、FBI向けの「M」など各種機関向けに様々なカスタマイズド・モデルを供給している。ベースモデルの設計から30年以上を経て、まだまだ進化を続けていくようだ。

参考:法執行機関向け「グロック17M」の写真がリーク - ミリブロNews

Source: TFB EXCLUSIVE: New CBP GLOCK G47, G19 MOS And G26 -The Firearm Blog, CBP Awards Contract for Duty Handguns | U.S. Customs and Border Protection

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201904
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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