NEWS

カナダ軍が新型迷彩『プロトタイプ・ジェイ(Prototype J)』の試験を開始

海外軍事 Comments(0)
カナダ軍が新型迷彩『プロトタイプ・ジェイ(Prototype J)』の試験を開始
Photo from Canadian Army
カナダ軍が現行迷彩『CADPAT(Canadian Disruptive Pattern)』の「Arid(tan)」と「Woodland(green)」をリプレイスする新型迷彩『プロトタイプ・ジェイ(Prototype J)』の試験を始める。

関連記事:
カナダ軍が国産迷彩『CADPAT』から米国『MultiCam』への切り替えを検討。識者は血税の無駄遣いと反論
これは『兵士作戦被服装備近代化(SOCEM: Soldier Operational Clothing and Equipment Modernization)』計画の一環となり、新迷彩は4色を基本カラーとし、茶色や緑の色調を過度に強調しないような構成になるようだ。多数のパターンがこれまでにテストされているが、兵士の手に渡り野外試験にまで進むのは今回が初めて。ただし、今後おこなわれる現場兵士の生の声を拾い上げたり、海外派兵を想定した調整がおこなわれるなどの可能性を残している。

また新迷彩は、ユニフォーム上下一式、ブッシュキャップ、ヘルメットカバー、ベストといった展開となる他、今回の取り組みの中では女性だけでなく、低身長者にもフィットすることが求められている。

なお特殊部隊については、これまで通り『マルチカム(Multicam)』迷彩の利用を続けるとのこと。

新迷彩を使ったユニフォームの第1陣は今秋、ロイヤル・カナダ連隊第3大隊に支給され一連のテストに供される。当初は600名の兵士がテストおこない、その後1,000名規模に増大するものと見込まれている。
こうした取り組みは、2020年7月まで続けられ、2022年までに最終決定がおこなわれるものと予想されている。そして2027年に完全公開され、新旧の迷彩が入り乱れた移行期間を経て、徐々に新型一本へと切り替えを図る計画となっている。

Source: Uniform, camouflage and equipment modernization process marches on

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop