デンマーク軍特殊部隊 Jægerkorpset/Frømandskorpset がダーイッシュ討伐の為にシリアで実戦配備
デンマーク政府は 20 日、シリアに展開している軍特殊部隊に対して、ダーイッシュ (Daesh, IS, Islamic State, ISIL, ISIS) 討伐作戦での実戦配備を指示し、交戦許可を下した。
Photo from Forsvaret official FaceBook
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アンダース・サミュエルセン (Anders Samuelsen) 外相は公共放送のインタビューに対して、「NATO 加盟国である我が国が、ダーイッシュと戦うことは、外交・安全保障上の両面において重要な課題である」とした主旨で答えている。
デンマークはこれまでに 60 名の特殊部隊員を含めた 400 名の兵力を、米国が主導する連合軍に対して提供している。同国にとって特殊部隊 60 名の派兵は、初期アフガニスタンの展開以来で最大規模となる。
派兵されている特殊部隊は、「猟兵中隊」こと陸軍特殊部隊「Jægerkorpset (Hunter Corps) 」と、「フロッグマン中隊」こと海軍特殊部隊「Frømandskorpset (Danish Frogmen Corps) 」であることが伝えられている。
今回のシリアでの展開においては、偵察活動の他に、敵の施設や洋上ヴィークル (船舶など) の破壊工作、戦闘捜索救難、直接行動 (DA: Direct Action) を含めたものとなっている。また、この他にも政府高官・要人警護などの拡張任務も請け負っているようだ。
デンマークはこれまでに 60 名の特殊部隊員を含めた 400 名の兵力を、米国が主導する連合軍に対して提供している。同国にとって特殊部隊 60 名の派兵は、初期アフガニスタンの展開以来で最大規模となる。
派兵されている特殊部隊は、「猟兵中隊」こと陸軍特殊部隊「Jægerkorpset (Hunter Corps) 」と、「フロッグマン中隊」こと海軍特殊部隊「Frømandskorpset (Danish Frogmen Corps) 」であることが伝えられている。
Jægerkorpset の起源は 1960 年代に遡ることができる。当初こそ「長距離偵察」が部隊の主務となっていたが、パラシュート降下での高い技術力が評価され、広くその名を轟かせることとなる。その後、対テロ戦争 (GWOT: Global War on Terror) の高まりを受け、「非対称戦 (asymmetrical warfare) 」に即した部隊編成をおこなっている。一般的には、英陸軍特殊部隊 SAS (Special Air Service) と準えて紹介されることが多い。
Photo from Forsvaret official website
一方の Frømandskorpset は、フロッグマンの名前が示す通り、海を主戦場とする特殊部隊となり、一般的には米海軍特殊部隊 SEALs と準えて紹介される。しかし、英海兵隊特殊部隊 SBS (Special Boat Service, 特殊舟艇部隊) をその起源としており、1957 年に英国政府支援の下で編成されている。
Photo from Frømandskorpset official FaceBook
今回のシリアでの展開においては、偵察活動の他に、敵の施設や洋上ヴィークル (船舶など) の破壊工作、戦闘捜索救難、直接行動 (DA: Direct Action) を含めたものとなっている。また、この他にも政府高官・要人警護などの拡張任務も請け負っているようだ。
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