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米連邦捜査局 (FBI) がリクルート用映像を公開

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米連邦捜査局 (FBI) がリクルート用映像を公開
FBI(連邦捜査局:Federal Bureau of Investigation)の求人サイト:FBIJOBS.GOV の PV『Joining the FBI』が、Youtube の fbi チャンネルで公開された。FBIJOBS.GOVでは、FBI 職員(捜査官 / 技官)の地域社会における役割を 12 の職種別に紹介すると共に、各職の求人を行っている。
求人を行っている職種は ――
◆ 特別捜査官(Special Agents)捜査活動全般
◆ 情報分析官(Intelligence Analysts)情報の精査・分析
◆ 監視(Surveillance Careers)米国内外の脅威を特定するための情報収集活動など
◆ 言語アナリスト(Language Analysts)米国の脅威、外国の諜報機関の脅威、スパイ活動、サイバー犯罪などの言語分析
◆ STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)科学、技術、工学、数学を用いて科学的分析
◆ アートとコミュニケーション(Arts & Communications)証拠収集に関する 音声・音響、映像、写真、デザイン の製作、および広報関連
◆ 会計と財務(Accounting & Finance)調査対象組織の金銭に関する分析
◆ ビジネス分析と管理(Business Analysis & Administration)すべてのセクションの管理、運用、調査のサポート
◆ 施設と物流(Facilities & Logistics)FBI 施設の管理、建設、改修活動など
◆ 法的キャリア(Legal Careers)国際法と国内法の執行に関するサポート
◆ 医療とカウンセリング(Medical & Counseling)職員への医療とカウンセリング
◆ FBI 警察官(Police & Security)FBI 施設の警護・警備

―― 職種ごとに雇用資格要件が設けられおり、応募者は FBI による徹底的な身辺調査が行われる。特に、特別捜査官と情報分析官は雇用資格が細かく掲載されており、書類審査などの選考プロセスに合格した後に米海兵隊クアンティコ基地内にある FBI アカデミーへ入校することとなる。

特別捜査官は 21 週間の NAT カリキュラム(その内の 8 週間は戦術トレーニング)、情報分析官は 12 週間の NIAT カリキュラムを受講する。受講期間を満了すだけでなく、アカデミー在籍中に継続的な適合性評価(判断力・忠実性・誠実性・情緒的成熟度・自発性・協調性)が行われ、適合基準を満たした者のみが卒業資格をあたえられる。

また、FBI 警察官の候補者は、ジョージア州グリンコの連邦法執行訓練センターで 12 週間の統治警察官訓練プログラムを受講し、FBIアカデミーで 4 週間の専門的な指導を受けた後に、フィールド・トレーニング・オフィサーのもとで 5 週間のトレーニングが行われる。
この他にも、FBI アカデミーでの受講が必須の職種がある。

The FBI: A Career Like No Other

特別捜査官には、SABT(爆弾処理チーム)、ERT(鑑識チーム)といった専門チームや、テロなどの重大事件に対応するセクション:CIRG(Critical Incident Response Group)への門戸が開かれている。CIRG には、HRT(人質救出チーム:Hostage Rescue Team)、FBI SWAT、CNU(人質交渉ユニット:Crisis Negotiation Unit)などがある。これらの部署に所属するには、それぞれの厳しい資格要件を満たす必要がある。

中でも HRT は最も厳しく、特別捜査官として 3 年以上の現場勤務経験と優秀な功績評価が前提となり、精神的ストレスを誘発するように仕組まれた 2 週間の過酷な選抜過程を通過した者だけが新隊員訓練所(NTOS:New Operator Training School)へ入所できる。訓練所では戦術、銃器、チームワークを主題とした様々なトレーニングが 32 週間に亘って行われる。

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Text: 弓削島一樹 - FM201701

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