陸上自衛隊・西部方面隊が種子島で着上陸訓練を実施。小型偵察ボートを使った夜間訓練の公開は国内初

本稿でご紹介する種子島での着上陸訓練では、西部方面普通科連隊(WAiR)の主力を基幹として、 第5施設団、西部方面特科隊、西部方面通信群、西部方面航空隊、西部方面後方支援隊、西部方面衛生隊、水陸機動準備隊の各部隊から所要の部隊が参加。また、海上自衛隊からヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」 と輸送艦「くにさき」や、高機動車などの車両×約20両、LCAC(エアクッション型揚陸艇)×2艇、CH-47チヌーク×1機、8人乗りの小型偵察ボートなどが投入されている。

なお、種子島において水陸両用作戦に係る着上陸訓練を実施したのは今回が初めてであり、訓練の口火を切った夜間における小型偵察ボートを使った着上陸訓練の報道公開も、国内実施としては初めての事例となる。
月明かりが無く漆黒の闇が広がっていたこの夜、初投入となる超高感度カメラを使って動画撮影をおこなったが、光源が全くない中での撮影となった為、残念ながら隊員たちの動きを鮮明に捉えることは出来ていない。
加えて、今回の訓練公開は「展示」を目的とした「見世物」ではなく、真剣な訓練をおこなっているところに報道陣がお邪魔するという流れの中でおこなわれている。従って、如何にもポーズを取ったような写真や映像は無ので、雰囲気だけでも伝われば幸いだ。
午前2時、8名乗りの小型偵察ボート×2艇に分乗したWAiR隊員が、天の川が昇る南東方向から現れ、打ち寄せる波に幾度も洗われながら着岸。遥か沖合には偵察ボートの発進元となった輸送艦「くにさき」の照明が目視できた。強風の影響で訓練実施そのものが危ぶまれたが、安全管理要員の乗船するガイドボート×2艇が随伴する形で実施された。

















なお、本稿でご紹介した着上陸訓練の模様は、下記ミリブロ公式FaceBookギャラリーにて掲載中。是非こちらもご覧頂きたい。
Text & Photo: 弓削島一樹
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