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米国防総省が非殺傷兵器としてレーザー光で生成する「しゃべる人魂」を開発中

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米国防総省が非殺傷兵器としてレーザー光で生成する「しゃべる人魂」を開発中
Photo from U.S. Army for Illustration purpose only
アメリカ国防総省内で非殺傷兵器の研究開発を行うJoint Non-lethal Weapons Directorate(統合非殺傷兵器理事会……JNLWD)が、進行中プログラムの1つ「レーザー誘発プラズマ計画」のユニークな成果物を公開している。
強いレーザー光のパルスを大気に照射するとそこにプラズマが生成され強い音や光を発する。皮膚に当たれば傷付けずに神経を刺激して痛みを感じさせることもできるし「フラッシュバン」と同じ効果を得ることもできる。

また1発目のレーザーでプラズマを生成し、2発目のレーザーでこれを制御することで、音響をコントロールすることができる。非常に短い時間の中でこれを行えば、プラズマの雲に自由に発声させることができる。

レーザーの照射面から様々な音を出している実験動画。非常に短い時間の間に音を変化させれば、人間の声のような波形を発生させることができる。
The Joint Non-Lethal Weapons Directorate's Experimental Plasma Effects Weapon - YouTube

非殺傷兵器はデモや海賊など、実力行使の際に周辺へのダメージが懸念される場合に使用される。現在は強力なフラッシュライトや高周波スピーカー、放水などで抑制しているが、レーザーを用いれば任意の地点にフラッシュバンの効果を発生させることができたり、あるいは警告音声を届けることができる。

例えばトラックに搭載してコンボイに近づく不明な勢力を牽制したり、小型化が可能であれば空を飛ぶドローンから暴徒をコントロールすることも可能になるだろう。現在はまだ研究・実証段階であるが、様々な応用が考えられそうだ。

Source: Pentagon scientists are making talking plasma laser balls for use as non-lethal weapons

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201908
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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