ロシアが中国市場を狙う『プーチン大統領専用車』の販売を開始
8月23日、ロシア高級車輌の新鋭ブランド「Aurus(アウルス)」が、『ウラジミール・プーチン(Vladimir Vladimirovich Putin)大統領のリムジン』として知られる豪華セダン『Senat(セナート)』の民間仕様を販売する為、モスクワにショールームを開設した。
ソビエトの指導者が使用してきた「ZIL」セダンの後継車輌であり、国内自動車メーカーの「ソラーズ(Sollers)」がその製造を手掛けている。
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外観は「クライスラー・300」と「ベントレーのフライングスパー」を混ぜ合わせたようなデザイン。2018年の年初に提示されたセナートの車輌基本価格は1,800万ルーブル(約2,900万円)。国内メディアは「高級車として知られるあのロールスロイス製ファントムの半分の値段だ」とお得感を謳っている。
Photo from Aurus Mortors
セナートは2020年に民間販売を始め、これまでのところ年産150輌を計画し、車輌構成部品の30%以上は国産品となっている。なお3トン近い巨体を6秒で時速100キロメートルにまで加速させ、最高速度155キロメートルに達するエンジン部分については、ポルシェとの共同開発をおこなっている。
Photo from Aurus Mortors
さらに購入客においては、「装甲防護」仕様のオプションを選ぶことも可能とのこと。
また「コメンダント(Komendant)」と呼ばれるSUVバージョンと、ミニバンの計画を進めており、SUVについては2020年のモスクワ国際自動車サロンでお披露目を迎える見込み。
Photo from Aurus Mortors
この「プーチン・リムジン」の取扱ディーラーは間も無くロシア全土にオープンする他、中国市場を筆頭に欧州、中東、北アフリカの政府高官や富裕層に向けた販売攻勢を強めるとしている。
Photo from Aurus Mortors
ロシア政府は2013年以降、124億ルーブル(約197億円)をアウルスのリムジン計画に向けて資金を投入している。
Source: Russia starts sales of 'Putin limousine', eyes Chinese market
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