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シグ社 拳銃用の超小型内蔵サイレンサーの特許を取得

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Photo from US Patent Office
大手火器製造メーカーであるシグ社が拳銃に内蔵できる超小型のサイレンサーの特許を取得した。開発したのは、元シグ社の上級エンジニアで、現在は自ら興した銃器メーカー「Q」の設計部門長であるイーサン・レサード(Ethan Lessard)。2017年3月に出願され、2018年7月24日に認められている。
一般的にサイレンサーのサイズと性能は比例するが「Integral Eccentric Firearm Silencer(火器用の内蔵型偏心サイレンサー)」と題された今回の特許は、標準的な拳銃用コンペンセイターのサイズに収まっており、従来のものとくらべてかなり小型である。


Photo from US Patent Office
このサイズを実現するのは、従来のサイレンサーの内部に設けられた障壁(バッフル)の代わりに使用されるゲル入りの小さなパック。発射時、内部に挿入されたパックに火薬ガスが衝突するとパックが破け、中のゲルが火薬ガスのショックを吸収、減速させて音を小さくする。いわゆるウェット式のサイレンサーと同様の仕組みを実現している。

耐用弾数は数発ほどであるが、警察官やセルフディフェンスでは十分であり、これらの用途において聴力保護の効果が期待できる。パックの耐用年数は長く、交換も容易である。

先日、米軍SOCOMはシグ社製のM4自動小銃用サイレンサー内蔵型アッパーレシーバーを採用している。この特許も近日中に採用されるのかもしれない。

関連記事:
シグ社が米軍特殊作戦司令部(USSOCOM)の『サイレンサー一体型アッパーレシーバー(SURG)』契約を獲得

Source: US10030929B1 - Integral eccentric firearm silencer - Google Patents

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201808
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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