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将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像

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将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像
シンガポールの航空宇宙防衛企業「STエンジニアリング社(Singapore Technologies Engineering Ltd)」が、将来のデジタル戦場における勝利を掲げたPR映像を投稿した。
これは米陸軍協議会(AUSA: Association of the United States Army)向けのトレーラーであり、敵戦力が支配する領域への侵攻をシミュレーションしたものとなっている。
今年2月にも同社は同様の次世代装備コンセプトを紹介しているが、前回に無かった装備とその活用に関する描写が新たに確認できる。

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将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像
Screenshot from ST Engineering

将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像
Screenshot from ST Engineering
歩兵装備の中では、「ARCTIC(Adaptive Real-time Core Temperature Intelligent Cooler)」と呼ばれる温度調整機能の付いたアーマー装備と、スマートフォンとの統合を図った電子装置「ACMS(Advanced Combat Man System)LITE」が。

将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像
Screenshot from ST Engineering

将来のデジタル戦場に対応するシンガポール「STエンジニアリング社」の装備紹介映像
Screenshot from ST Engineering
また、戦闘シミュレーション映像の中では、「STINGER」なる小型の偵察攻撃無人航空機が確認できる。STINGERは、敵地上部隊に対する火力の投入と、精確な攻撃により巻き添え被害を最小限に抑え、戦術展開における圧倒的な優位性確保を狙っている。
また、ボンネットフォルムが特徴的な次世代攻撃車輌「SPIDER」の姿も確認できる。

敵支配地域への侵攻においては、8輪装甲車「TERREX2」をマザーシップとして、陸上無人車輌「PROBOT」とSTINGERが出撃。敵地上空に侵攻したSTINGERが遊弋しながらその戦力を偵察すると同時に、リアルタイムで情報をSPIDERやPROBOTと共有している。そして部隊指揮車であるTERREX2に送信されたこれら情報が、BRONCO3、NGAFV、Apacheヘリコプターにも共有され、ピンポイントで火力投入し、敵戦力を着実に削ぎ落していく様子が描かれている。

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