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米海軍特殊部隊SEAL・SWCCに初の女性志願者。1名は元男性のトランスジェンダーか

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Photo by Petty Officer 2nd Class Timothy Black
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米海軍は、これまで女性に対して門戸を閉ざしていた、特殊作戦の軍務に就く候補者が存在すると明かした。その対象となっているのは、特殊部隊「SEAL」と特殊戦舟艇搭乗員「SWCC(Special Warfare Combatant-Craft Crewman)」。

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海軍特殊戦センター(NSWC: Naval Special Warfare Center)関係者は6月におこなわれた「軍務に就く女性に関する防衛諮問委員会(DACOWITS: Defense Advisory Committee on Women in the Services)」の席上、「2名の女性がSWCCプログラムの志願者として居た」と言及。また、別の事例として「予備役将校訓練団(ROTC: Reserve Officers' Training Corps)」で就学中の女学生が、来年度のSEAL士官選抜課程に志願しており、初期過程を夏後半にも修了し、10月1日より選抜課程が始まるとしている。

Photo by Petty Officer 1st Class Nathan Laird
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大手軍事情報サイトのミリタリードットコムがおこなったインタビューでは、「1名の女性がSWCC下士官になるためにパイプライン上に残った」「また女性士官候補生1名が、この夏に他の候補者らと共に評価過程(SOAS: SEAL Officer Assessment and Selection)に取り組む」と伝えられている。

部隊運用上のセキュリティ面での配慮から、今回の女性を含めて志願者の個人特定に繋がる情報は公開されていない。しかしながら、気になる情報が記事中の一文に盛り込まれていた。

海軍特殊作戦司令部(NSWC: Naval Special Warfare Command)で広報官を務めているジェイソン・サラタ(Jason Salata)大尉によると、SWCCの下士官が昨年10月に上げてきた報告の中で、「トランスジェンダー(transgender)」の志願者1名が存在することを確認している。トランスジェンダーとは、自己の性と心の性の不一致から、反対の性で生きようとする人のことを指しており、報告書の人物と同一となれば、この志願者の肉体的には「男性」となる。

海軍は昨秋、様々な項目における医師の診断を経て、要件を満たすことができれば承認される「性転換に関するポリシー」を発表している。

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いずれにしてもこれから「彼女」たちを待ち受けているのは、過酷な訓練であることは間違いなく、「ヘル・ウィーク」でも有名な「基礎水中爆破訓練 / SEAL(Basic Underwater Demolition/SEAL)」では75%が、一方のSWCCでも63%もの志願者が過程の中で脱落すると言われている。

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