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米シークレット・サービスが5.56mmの新カービンの採用を事前公示

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米シークレット・サービスが5.56mmの新カービンの採用を事前公示
Photo from U.S. Secret Service (USSS)
This photo is for illustration purposes only.
アメリカ合衆国国土安全保障省傘下のシークレットサービスが、新たにカービンレングスのライフルの公開入札を事前公示している。契約は5年の「数量未確定契約」で、最大3,000丁の調達となる。
要求仕様は未だ正式なものではないが、アンビデクストラウスの操作系を備え、全高8.5インチ(約22cm)以内、重量7.5ポンド(約3.4kg)以内、バレル長10~12インチとなっており、ごく一般的な5.56mmカービンであれば当てはまるように読める。以下はその他の概要である。

外観:
暗色。対腐食コーティングがなされていること。一般的なクリーニング剤・洗浄法で損傷しないこと。

動作方式:
DI式、ガスピストン式いずれも認める。セミフル切り替え式。「バースト」は不可。発射速度は900発/分を超えないこと

銃身命数:
銃身命数1万5千発。チェンバーとともにクロミウムメッキを施すこと。フランジブル弾を含む軍用弾頭の5.56mm弾を使用できること。

トリガー:
2ステージトリガーで、遊び・重さ等の調整機構を備えないこと。トリガー面はチェッカリング等のないスムーズなもの

ハンドガード:
4面にピカティニーレールを備え、トップレールはレシーバーレールと面一になること。フリーフロートバレルならハンドガード一体式アッパーレシーバーでも可

バックアップアイアンサイト:
Aimpoint T-2と同時に用いることができるもの。


「テストはメカニクスウェア社のVENTグローブ着用で行われる」と明記されているのが目を引く。また、STANAG互換マガジンが使用できることも条件だが、特に一次テストではMagpulのPMAGのみを使用すると明記されている。二次テストである信頼性・耐久性テストではメーカーから支給されたマガジンが使用される。

特に意欲的な仕様というわけではないがそれだけに幅広い選択肢がある。一体どのメーカーが選ばれるのだろうか。

Source: 5.56 x 45 mm Rifles - Federal Business Opportunities: Opportunities

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201704
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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