CIAのスパイ1名がイランで逮捕
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逮捕されたスパイについて、イランの情報省は、米国諜報局および、アフガニスタン、イラクでの活動履歴を持つ者としている。CIA スパイの逮捕劇は、アフガニスタンのバグラム空軍基地で計画中の対イラン活動において特定したとし、イラン領内へ入ったところで逮捕している。
イラン国営放送 IRIB (Islamic Republic of Iran Broadcasting) によると、米国はこれまでにもイランに対して数多くのスパイ活動をおこなってきたが、いずれも全て陰謀は失敗に終わったとして、今回の成果に自信を見せている。
今回のイラン情報省によるCIAスパイの活動については、その活動内容の詳細が明らかにされていないが、イランに対するスパイ活動の暗躍については、昨年に報じられた、イラン・ナタンズ核燃料施設のウラン濃縮活動に対する「STUXNET (スタックスネット)」と呼ばれるウィルス攻撃が記憶に新しいところ。
この時は、イスラエルの諜報機関、"モサド" の関与が噂され、ナタンズ核燃料施設がインターネットと接触していないクローズな環境下にあったことからも、施設内部へ侵入したスパイの存在が噂されている。
イランの核開発を発端に、米国の最新鋭無人ステルス偵察機 RQ-170 Sentinel が鹵獲 (ろかく) されるなど、米国・イランを巡る対立の様相が一段と厳しくなり、緊迫の情勢が続いている。
Islamic Republic of Iran Broadcasting 2012/12/18
過去の「米国・イラン情勢」に関連する記事:
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