DARPA 主催ロボット競技会で日本の「SCHAFT」が前哨戦を1位通過
DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) 主催の災害対応ロボット競技会で、東京大学 OB 率いるベンチャー企業 SCHAFT チームが 32 点満点中 27 点を獲得し優勝。2014 年におこなわれる "DARPA Robotics Challenge" (DRC) の前哨戦で、NASA (National Aeronautics and Space Administration : 米航空宇宙局) や MIT (Massachusetts Institute of Technology : マサチューセッツ工科大学) といった並居る強豪チームを抑えての 1 位通過は幸先の良いスタートとなっている。2011 年 3 月 11 日の東日本大震災で福島第一原発での事故を機に、ヒト型ロボットの開発に大きな関心を抱いた米国防総省は、DARPA に対して災害地でのあらゆる任務に対応できるロボット開発を指示。競技会でロボットの形状に指定は無いが、提示された様々なタスクをクリアする為に多くの参加チームが選んだのはヒト型ロボットとなっている。優勝チームには途中審査を含めて開発資金が最大で 400 万ドル贈られる。DARPA 主催の競技と言うこともあり、軍事目的での転用可能な技術開発に慎重な姿勢だった東京大学では、参加を認めていなかったが、研究者らはベンチャー企業の立ち上げという形で参加。現在、SCHAFT 社は Google 社の買収により傘下となっている。
DRC Trials 2013/12/21
DRC Trials 2013/12/21
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