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米海兵隊、兵士の負担を軽減させる環境発電型装備の実戦配備へ向けた取り組み

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米海兵隊、兵士の負担を軽減させる環境発電型装備の実戦配備へ向けた取り組み
米海兵隊は 5 月 12 日から 16 日の会期で、カリフォルニア州キャンプペンデルトン (Camp Pendleton) 海兵隊基地で開催中の ExFOB 2014 (Experimental Forward Operating Base 2014) の席で、新たな環境発電型装備 (energy-harvesting gear) の開発へ向けた取り組みをローンチ。過去 13 年を振り返って見てみると、兵士個々の荷物量はほぼ倍増しており、大きな負担を強いていることが報告された。重量の多くを占めているものとして、バッテリーや飲料水、ボディーアーマーが挙げられており、新たに取り組む環境発電の技術を投入することで、その内のバッテリー重量による負担軽減を図り、個々の海兵隊員が持つ能力の拡大を図ることについて言及されている。例えば、車載エンジンや発電機の無駄なエネルギーの削減、兵士個人の日常活動から得られる運動エネルギー、太陽光からの発電などを有効に活用するとのこと。歩行時の振動やその物理エネルギーを活用し、発電する仕組みが実装されたバックパック (Lightening Pack) やブーツ (Kinetic Boot) の展示もおこなわれている。海兵隊では、2025 年までには車輌以外で燃料の必要が無いようにしたいとしている。

Headquarters Marine Corps 2014/05/14
Marine Times 2014/04/26
Photo by Lance Cpl. Kathy Nunez

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