壁や天井に張り付いて観測するクアッドコプター式ロボット
米スタンフォード大学のバイオメトリクス・マニピュレーション研究所 (BDML: Biometrics and Dexterous Manipulation Lab) が、壁や天井に張り付いて人知れず観測をおこなうロボットの新たな映像を紹介した。
同研究所では、今年 3 月に同じく壁に張り付くことが出来るロボットを開発し、その実動の様子を収めた映像を公開している。
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前作では、壁に張り付く際に軸足となるテールと長いアームを備えており、張り付いた後に移動も可能となっていたが、クアッドコプターを用いた今回の試作モデルでは、壁をよじ登ることは出来ないものの、壁へ着地する際の動きに改良が施されている。
また、前作では引っ掛けるだけだった超小型のトゲ (micro-spine) は、壁面の凹凸を掴むような形状になっている。これによって本体をホバリングさせて天井へ近付けた後に、張り付くこともできるようになっている。
従来の飛行のみでの観測では、広範囲の情報を取得できる一方で、飛行中に消費する電力が問題となっていた。飛行による機動力を活かしながらも、壁面・天井に張り付くことで電力消費を抑え、濃密な情報取得がおこなえることから、災害現場や熱帯雨林、戦場などの確立されたインフラが整っていない現場での観測に役立つことが期待されている。
また、前作では引っ掛けるだけだった超小型のトゲ (micro-spine) は、壁面の凹凸を掴むような形状になっている。これによって本体をホバリングさせて天井へ近付けた後に、張り付くこともできるようになっている。
従来の飛行のみでの観測では、広範囲の情報を取得できる一方で、飛行中に消費する電力が問題となっていた。飛行による機動力を活かしながらも、壁面・天井に張り付くことで電力消費を抑え、濃密な情報取得がおこなえることから、災害現場や熱帯雨林、戦場などの確立されたインフラが整っていない現場での観測に役立つことが期待されている。
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