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フランスMetravib社のレイル取り付け式「銃声検出システム」が競合他社との比較評価試験でトップを獲得

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フランスMetravib社のレイル取り付け式「銃声検出システム」が競合他社との比較評価試験でトップを獲得
Photo from Metravib
フランス企業の開発した「音響銃声検出システム(GDS: acoustic Gunshot Detection System)」が、競合他社製品との比較評価試験においてトップを獲得したことが分かった。
フランスMetravib社のレイル取り付け式「銃声検出システム」が競合他社との比較評価試験でトップを獲得
Photo from Metravib
開発を手掛けたのは、ACOEMグループ傘下「メトラビブ(Metravib)」社。同社の『PEARL』音響銃声検出システムは、検知・位置特定確率、およびその精度といった項目で最も優れたパフォーマンスを発揮し、競合他社の中で唯一、誤報・誤作動が無かったことが示されている。
またこの評価試験の中では、歩兵の運用能力を高めることを狙って、サーマルサイトや多機能ゴーグル、ヘッドアップディスプレイとの統合運用もおこなわれたとのこと。

フランスMetravib社のレイル取り付け式「銃声検出システム」が競合他社との比較評価試験でトップを獲得
Photo from Metravib
PEARLはピカティニー規格レイルへの取り付けに対応しており、アサルター、マシンガンナー、スナイパーでの運用がおこなえる。敵の発砲音を数秒の内に見つけ出し、極めて直感的な方法でその脅威の発生源を特定するという。
発砲場所の特定精度については、二乗平均平方根(RMS: Root Mean Squared)において方位角・高度角(AZ, Azimuth / EL, Elevation)±7.5度。都市部から山岳地帯まであらゆる地形に対応し、軍用(MIL-STD)規格準拠のタフ仕様となっており、市販の単三電池で駆動する。

Metravib社によると、システム自体は既に20年に渡って国連・NATO軍、欧州安全保障協力機構によって、イラクやアフガニスタン、バルカン半島、中央アフリカ、マリといった地域でのバトルプルーフ(戦闘実証)済だとしている。

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