エストニア軍向けの新制式小銃採用プログラムで試験結果の不正が発覚
エストニア政府は財務省の委員会において、現在進行中のエストニア軍の新制式小銃選定プロセスに不備があることから、メーカーとの契約締結を一時凍結した。
Photo from Lewis Machine & Tool Company (LMT)
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問題の小銃はルイス・マシン・アンド・ツール(LMT)社製のもの。内部告発により、試験中の故障の一部が記録されていないことが分かった。特に、1.5メートルの高さからの落下試験で銃床とドットサイトが機能を停止した件が最も問題視され、凍結に至った。
コンペに参加した各社のうち、LMT社は最安価格となる2270万ユーロを提示。シグ社が2760万ユーロ、H&K社が4550万ユーロと続いていた。コンペは命中精度、動作性、耐久性、価格の4面から採点され、それぞれの配点は総得点の10%、20%、30%、40%となっていた。配点から分かる通り価格を重視するコンペとなっており、安さにつられて性能が不足する小銃を選定してしまった可能性もある。
LMT社は再試験に合意しているが、当初の配備開始予定であった2021年に間に合うかどうかは微妙な状況だ。
Source: New automatic firearms may not reach EDF by 2021 | News | ERR
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201902
「SIGが調達要件を満たすとしているLMTの提案と、その選定結果の両方について異議を申し立てている」
— ミリブロNews (@militaryblogjp) 2018年12月20日
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LMT社は再試験に合意しているが、当初の配備開始予定であった2021年に間に合うかどうかは微妙な状況だ。
Source: New automatic firearms may not reach EDF by 2021 | News | ERR
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Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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