米英仏と共にグアムの多国籍水陸両用演習でWAiR隊員がBUSCH製Bumpヘルメット「AMH-2」を着用して訓練に参加

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13日、米国領グアムをホストにした多国籍水陸両用演習がおこなわれた。演習には米海兵隊と自衛隊、仏、英の軍隊が参加。AP通信のカメラマンが捉えた写真には、陸上自衛隊から訓練に参加していた隊員の姿がはっきりと写っており、隊員が携行していた89式小銃のストック部分には、西部方面普通科連隊(西普連)を意味する「WAiR(JGSDF Western Army Infantry Regiment)」の文字が確認できる。

そして、この訓練に参加していたWAiR隊員が、見慣れないヘルメットを被っていたことが話題となっている。
米英仏と共にグアムの多国籍水陸両用演習でWAiR隊員がBUSCH製Bumpヘルメット「AMH-2」を着用して訓練に参加
その後の調べでヘルメットは、ドイツ北西部ギュータースローに本社を置くブッシュ社(BUSCH GmbH & Co. KG)の耐衝撃訓練用「AMH-2」バンプヘルメットであることが分かった。AP通信社の写真をソースに、同社公式フェイスブックがそれを認めている。

米英仏と共にグアムの多国籍水陸両用演習でWAiR隊員がBUSCH製Bumpヘルメット「AMH-2」を着用して訓練に参加
Photo from BUSCH GmbH & Co. KG
ヘルメットは新設の水陸機動団に向けて新たに納品されたものとみられ、ウィルコックス製ナイトビジョンマウントに対応する。シェル部分は、欧州規格の産業用ヘルメット(EN397)に適合するバンプヘルメットで、様々な環境下において高いレベルでの衝撃防護性能を示す他、通気性、快適性が提供されるよう設計されている。また、最新のコンフォートプロテクションパッド(CPP)サスペンションシステムと組み合わせることで、マルチインパクト&ショックプロテクション機能を発揮する。リテンションシステムには、ホイールダイヤル式の調節機構が備わっており、着脱を容易としつつもしっかりとしたホールド感を得ることができる。

そして様々なミッションに対応するよう、ヘルメットの両側面には拡張性を高めるマルチファンクション・サイドレールが備わっている。これによって、記録用の小型カメラやストロボ、フラッシュライトなどのアクセサリーや、モジュール式の保護バイザーを容易に装着できるようになる。

米英仏と共にグアムの多国籍水陸両用演習でWAiR隊員がBUSCH製Bumpヘルメット「AMH-2」を着用して訓練に参加
Photo from Armor Express

BUSCH AMH-2 Bump/Impact Training Helmet
* Rails with Speed-System Connection Point
* Advanced padding system with
* Wheel dial for ultimate sizing flexibility

* Shape(s): High Cut
* Shell Construction: Fiber Reinforced Composite
* Protection Level: Impact/Shock Absorption tested to EN 397
* Shell Size: Uni-Sized 52-63 cm (20.5-25 inches)
* Retention/Pad System: Wheel Dial and Advanced Padding System
* Weight: 1.47 lbs (=667g)

Helmet Accessories
* Non Ballistic Visor (impact tested to 100 Joules)
* Fragmentation visor (STANAG 2920 - 1,082 f/s)
* NIJ IIIA Ballistic Visor (9mm/44 Mag)
* VPAM Ballistic Visor
* 3-Hole NVG Shroud
* Helmet Cover Black or Green
* Helmet Velcro Kit
* Helmet Counter weight Kit
* Visor protective cover
* Side-rail adaptor

AMH-2 Bump/Impact Training Helmet Colors
* Black
* Green
* Yellow
* Red


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