米陸軍が拡張現実(AR)と3Dアバターで負傷兵の解剖学的構造を視覚化するソフトを開発中
米陸軍は、戦場で兵士が負傷し、しかも衛生兵が手術用テントから数百マイルも離れ、安全な場所へ移送することもできない場合に、CTやX線装置なしで負傷の程度を評価し、適切な治療をおこなう方法を編み出そうと研究を進めている。
Photo Credit: Ms. Mallory Roussel (Natick)
関連記事:
状況認識能力の向上で戦闘力アップを図る米陸軍の兵士視覚インタフェース技術
陸軍環境医学研究所(USARIEM)と陸軍医療研究開発司令部(USAMRDC)、それにカンザス州フォートライリーのファレリー・ヘルスクリニック、テキサス州陸軍州兵が協力し、X線で透過したかのような負傷者の解剖学的構造がみえる、3Dアバターを使った「拡張現実(AR: Augmented Reality)」ソフト(AR surgical visualization software)を開発している。
USARIEMのゲーリー・ジエンターラ(Gary Zientara)博士は、「このARソフトは、特に兵士が重症を負った場合に役立つもので、解剖学的構造を適切に描写することで、効果的かつ効率的に負傷を評価し、安全で最適な治療法を提供することに役立つ」と述べている。
陸軍は「X線ビジョンはフィクションのようなものかもしれないが、ARテクノロジーを使うことで、現実に近付き、兵士の生命を救うことさえできる」とし、負傷者が助かるかどうかを左右する所謂『ゴールデンアワー』と呼ばれる負傷後60分間での活用に期待を寄せている。
Source: Army researchers developing Augmented Reality software for field care
USARIEMのゲーリー・ジエンターラ(Gary Zientara)博士は、「このARソフトは、特に兵士が重症を負った場合に役立つもので、解剖学的構造を適切に描写することで、効果的かつ効率的に負傷を評価し、安全で最適な治療法を提供することに役立つ」と述べている。
陸軍は「X線ビジョンはフィクションのようなものかもしれないが、ARテクノロジーを使うことで、現実に近付き、兵士の生命を救うことさえできる」とし、負傷者が助かるかどうかを左右する所謂『ゴールデンアワー』と呼ばれる負傷後60分間での活用に期待を寄せている。
Source: Army researchers developing Augmented Reality software for field care
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント