米陸軍 6.8mm口径の次世代分隊火器(NGSW)を2021年秋から実地試験開始
現在のM249分隊支援火器、M4/M4A1自動小銃の後継として、アメリカ陸軍が現在開発を進めている次世代分隊火器(Next Generation Squad Weapon...NGSW)について、責任者のポール・オストロウスキ中将がアメリカ合衆国上院軍事委員会の空陸小委員会にて報告した。
Photo by Staff Sgt. Christopher Ruano
This photo is for illustrative purposes only.
NGSWは2019年1月、各メーカーに対しプロトタイプ提出を募集。5月中には締切り、7月には評価テストを通じて3社に絞り込む。その後更に性能テストが行われ、2021年第4四半期には部隊での配備テストが開始される見込み。
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6.8mm口径は拮抗する勢力である中国・ロシアなどの国の正規軍兵士が装備するボディアーマーを貫通すべく選択されたが、小委員会ではこの6.8mm弾に関して質疑が行われた。
そのうちの一つは、5.56mmに対する重量的なアドバンテージについて。オストロウスキ中将は長射程化・高威力化する一方、ポリマー薬莢のテレスコープ弾といった構成にすることで現行の弾薬よりも軽量化できると述べた。
また、現行の5.56mm、7.62mmに加えて新弾薬を追加することによる兵站システムへの負担・混乱については全軍ではなく、一部歩兵部隊や、近接戦闘を専門に行う兵種などに限定して配備される。影響は最小になると考えられると述べた。
M4自動小銃と5.56mm弾薬の基本的な設計思想は既に50年以上前のものであり、現代の戦場に合わせた小火器はこの20年間模索が続いている。その旅にいよいよマイルストーンが刻まれそうだ。
Source: Army Getting Ready to Choose M249 SAW and M4 Carbine Replacements | Military.com
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201904
そのうちの一つは、5.56mmに対する重量的なアドバンテージについて。オストロウスキ中将は長射程化・高威力化する一方、ポリマー薬莢のテレスコープ弾といった構成にすることで現行の弾薬よりも軽量化できると述べた。
また、現行の5.56mm、7.62mmに加えて新弾薬を追加することによる兵站システムへの負担・混乱については全軍ではなく、一部歩兵部隊や、近接戦闘を専門に行う兵種などに限定して配備される。影響は最小になると考えられると述べた。
M4自動小銃と5.56mm弾薬の基本的な設計思想は既に50年以上前のものであり、現代の戦場に合わせた小火器はこの20年間模索が続いている。その旅にいよいよマイルストーンが刻まれそうだ。
Source: Army Getting Ready to Choose M249 SAW and M4 Carbine Replacements | Military.com
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201904
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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