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小銃、機関銃から迫撃砲まで……静粛化が進む各国の小火器

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Photo by Lance Cpl. Sarah Petrock
This photo is for illustrative purposes only.
アメリカ軍特殊部隊司令部は先日M4自動小銃用サイレンサー一体型アッパーレシーバーを採用、海兵隊でも中隊全員にサイレンサーを装備させた実験が行われるなど、各国軍・司法執行機関においてサイレンサーの導入が進んでいる。

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イギリスでも2013年から2015年にかけて行われた小隊戦闘実験(PCE……Platoon Combat Experiment)において、兵士の聴力保護を目的としてサイレンサーの導入試験が行われた。機関銃では過熱の問題があったものの、結果は良好であった。健康面だけでなく戦術面、特に待ち伏せ攻撃では攻撃方向を隠すのに有用であったことが判明している。

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近年は、ISISやアルカイダといった正規軍ではない武装勢力などによるサイレンサーの使用も認められている。狙撃手の位置を隠匿する目的はもちろん、市街地での襲撃作戦等でも用いられているようだ。

ロシアでは2018年夏の「ARMY-2018」で、発射ガスを筒内に閉じ込めて静粛性を高めたピストン弾薬を使用できる、MTs-116Mボルトアクションライフルベースの12.7mm狙撃銃を展示。有効射程は300メートルほどだが、重たく大口径の弾頭でボディアーマーを貫通する能力を持つ。また、同じくピストンを内蔵した弾薬を用いる2B25 82mm迫撃砲が特殊部隊に配備開始されたことも明らかにし、あらゆる小火器の静粛化が進めていることが分かった。

2B25の動作原理を解説するニュース動画。弾薬内のピストンが火薬で後ろに押し出され、砲塔を強く蹴ることで弾薬が飛んでいく。ピストンは弾薬から飛び出さないので、火薬ガスが騒音を撒き散らすことがない。

82 mm mortar silent 2B25 - YouTube

Source: Frontline Tech: Can Weapons Ever Be Completely Silent?

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201811
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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