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インド陸軍の新制式小銃に米シグ製『SIG716』&カービンにUAEカラカル製『CA816』選定の可能性が急浮上

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U.S. Army photo by Staff Sgt. Samuel Northrup
This photo is for illustrative purposes only.
インド陸軍の新型制式小銃にシグサワー(米国)製アサルトライフル『SIG716』が、また閉所戦闘(CQB)用カービンモデルにアラブ首長国連邦(UAE)のカラカル(Caracal)製『CAR816』が急浮上している。
陸軍はこれらライフルとカービンの調達を、「歩兵にとっての最優先課題」として位置付け、2018年2月に各国17の銃器製造事業者に対して調達総額350億ルピー(=約543億円)に及ぶ見積依頼を掛けたところ、先月末時点でシグ、カラカルの両社がそれぞれのカテゴリーで最低価格を入札していたことが明らかとなっている。


Photo: SIG716 Patrol
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Photo: CA816
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スイス・ドイツの合弁企業を起源に持ち、米国ニューハンプシャー州に本社を構えるシグ・サワー社の手掛けるSIG716は、現行制式小銃に座位している国産5.56mmライフル『INSAS(Indian National Small Arms System)』からより強力な7.62x51mm NATO弾を使用するライフルへのリプレイスを狙ったもの。一方のCAR816については、9x19mm短機関銃『スターリング』からのリプレイスとして計画されている。
陸軍は国境警備に当たる兵士に向けて、ライフル×72,400挺とカービン×93,895挺の調達を要求している。

INSASは30年に渡って制式小銃として使用されてきたが、性能面でのトラブルを多く抱え、現場での評判はすこぶる悪い。そのため10年以上も前からリプレイス要求に基づく後継選定作業が進められるも、陸軍が途中2度に渡って仕様要求の大幅変更を仕掛けたことなど混乱が続いている。

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また過去に、準軍事組織の特殊部隊である「特殊国境部隊(SFF: Special Frontier Force)」において一部調達実績があるものの、米国製ライフルを大規模に購入することはなかった。そのため、今回の一件が決まれば初の米国製導入の事例となる。
一方で国内にはロシア・カラシニコフ「AK-103」ライフルの製造ラインが存在することから、モディ政権の選定作業は外交問題を絡めた舵取りになることが予想されている。

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現場からは一刻も早い新型ライフルの調達を求める声が寄せられるも、現時点では確定に至っておらず来年4月まで持ち越される可能性も取り沙汰されている。なお受注を獲得した事業者においては、1年以内での完納が求められている。

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