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麻薬カルテルの犯罪激化を背景に、メキシコの殺人事件が史上最悪ペース。7月だけで2,599件発生

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麻薬カルテルの犯罪激化を背景に、メキシコの殺人事件が史上最悪ペース。7月だけで2,599件発生
Photo from U.S. Government
麻薬カルテル関連の犯罪が絶えないメキシコで、殺人事件の発生が史上最悪のペースで推移していることが分かった。
月別では2018年7月が史上最悪となる2,599件の殺人事件が発生。1日当たり84件の殺人事件が発生していた計算となる。これは治安当局が把握しているものだけをカウントしているため、実際にはこれよりも遥かに多い件数と予想される。

なお昨年は犯罪統計が公開されて以降の20年間で最悪となる、25,316件の殺人事件が発生し、31,174人の死亡捜査がおこなわれているが、今年はそれを更に上回るハイペースで悪化している。これまでの7ヶ月間で既に16,399件の殺人事件が発生しており、昨年同時期と比べて14%アップとなっている。

「メキシコの殺人事件の発生確率は銃器大国である米国の4倍以上」とも言われ、その背景には「人口の増加」と「犯罪グループの細分化」があると言われている。

ヘリのマシンガンで麻薬組織に立ち向かうメキシコ警察

メキシコは国境を挟んだ米国から武器を取り寄せるなどの支援を受け、麻薬カルテルのメンバーを対象に犯罪組織の一掃に力を入れてきた。その成果があらわれ、多くの犯罪者を投獄し、カルテルの弱体化を導いたという成功がある反面、「派閥間の抗争を激化する扉を開いてしまった」とする見解もある。

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メキシコ当局は現在、米国の麻薬取締局(DEA)と共に『ハリスコ新世代カルテル』のリーダー「エル・メンチョ(El Mencho)」こと「ネメシオ・セバンテス(Nemesio Oseguera Cervantes)」容疑者の身柄確保に専念しているという。
ハリスコ・カルテルは、強力なライバルであった「シナロア・カルテル」のリーダー、「エル・チャポ」こと「ホアキン・グスマン」容疑者の逮捕以降、急速に勢力を伸ばしている。

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Source: Mexico opened 2,599 homicide investigations in July — the most ever recorded in a month

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