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米陸軍特殊部隊が「Qコース」の期間大幅短縮など選抜過程を見直す動き

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Photo from U.S. Army
時代とともに戦争の姿は変化し、それに応じて兵士に求められるスキルも変化する。ベトナム戦争から東西冷戦、そして「テロとの戦い」と時代に応じて活躍してきたアメリカ陸軍特殊部隊にも、また大きな変化があるようだ。
これは、米陸軍特殊部隊司令部(USASOC)で特殊部隊員の選抜・教育の責任者をつとめるソンタグ少将が、教育機関のJ.F.K.特殊戦センター関係者に宛てたEメールから明らかになったもの。

メールではSF(特殊部隊)、Civil Affair(民事作戦)、PSYOP(心理戦)という、USASOCの3つの柱について、選抜過程の最適化を行うとした上で、現在は別過程となるSF・CA・PSYOPの教育に接点をもたせること、個人のMOSスキル取得に注力することに加え、現在、36週かけて行われている選抜過程「Qコース」を24週に短縮することが挙げられている。

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敵戦線後方での不正規戦がそもそもの「特殊部隊」の役割だが、近年はその任務の一部が様々な部隊に割り当てられるようになり、求められる能力は少し前とは違うものになった。またオプテンポ(作戦頻度)の増大による人員不足は深刻な問題となっている。

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選抜過程にかける時間を短縮し配備後の訓練で質的な維持を図る、というのは現在の特殊部隊がおかれた環境では最適解と思われる。しかし部隊内部の関係者によれば、第3特殊部隊群では新入隊員にごく初歩的な内容の再訓練が必要になったなど既に「促成栽培」の弊害が出ているという。

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Source: Changes Are Coming For the Special Forces Qualification Course | SpecialOperations.com Changes Are Coming For the Special Forces Qualification Course

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201811
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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